2006年1月、私が29歳の頃のインドの話です。
午前中はシシュバヴァンへ。
今日もボランティアで溢れ返っていた。
5年前から一番可愛がっているソニアが起きてたから、
朝ごはんのミルクもお昼ご飯もソニアにあげた。
膝の上にソニアを載せて話し掛けながら、
歌を歌いながら、時間を掛けてご飯をあげるのは私が一番好きな時間
重い脳性麻痺のソニアは嚥下が上手く出来ないから、ご飯をあげるのがすごく難しい。
(カレーも毎日ミキサーにかけたドロドロの液体状の物を少量ずつ口に入れてあげる。)
今日は特に難しくて、少量ずつ丁寧にあげたつもりでも10回以上むせさせてしまった。
ごめんね〜〜〜
シシュバヴァンはこんなところ。
休憩の時間になると、ボイシャーキが私の痛めた左足に薬を塗って
丁寧にずっとマッサージしてくれて、薬までくれた。
マハーバリのインチキマッサージでシャープペンで突かれた後、
足は良くなるどころか悪化していた
シャープペンは関係ないと思うけどね。
休憩後はボイシャーキと冗談を言い合いながら屋上で洗濯のお手伝いをした。
彼女の英語の上達ぶりには本当に感心する。
ボランティアを終えると急いでシャワーをして、
ガヴィンとの待ち合わせのチャイ屋へ向かった。
お昼ご飯はハウファと言う行きつけの中華料理屋さんで、中華丼と餃子を食べた。
彼のお家はファームで、沢山の動物がいるらしい。なるほど~。
彼のゆったりとした雰囲気はそこから来てるのね。
やっぱイケメンだな~~~
食事の後はパークストリートへ。
パークストリートはサダルから歩いてすぐなんだけど、あの周辺ではちょっと都会的な雰囲気のある通り。
高めのレストランやマックやケンタッキーもあるよ。
まず向かったのはOXFORD書店。
ここはね、エアコンもガンガン効いてるしお金持ちっぽい人しか居ない。
本の他にも雑貨や文房具、おしゃれなポストカードなども置いてるし、
二階にはカフェもあって、私が普段フラフラ歩いてる所とは別世界なの
インドの喧騒は好きだけど、たまにここに来るとホッとする。
(ちょっと緊張もする!)
その後は、Music Worldへ。
インドでは道端でCDやボリウッドのDVDがよく売られているけど(コピー版も多い)、
Music Worldは日本で言うタワレコみたいなちゃんとしたお店。
めちゃくちゃ幅広い音楽の知識のある店員さんが、
色々説明しながらオススメを教えてくれる。(残念ながらその後潰れちゃったけど)
画像はこちらから(別の店舗の写真)https://ronnie05.wordpress.com/tag/music/
お店の前にあるアイスやさんでガヴィンがアイスを奢ってくれた後、
彼の買い物に付き合ってメトロでギリッシュパーク駅へ。
そこからサイクルリキシャに乗って着いたのは、名前忘れちゃったけど巨大なバザール。
服とかおもちゃとかパーティーグッズとかありとあらゆるものの卸問屋街みたいだった。
外国人は他に誰も見かけなくて、インド人に珍しがられてジロジロ見られた。
迷路のような小さな通路が続いて、もの凄い数の店ともの凄い数の人で、
お祭りの時くらいの混雑がずっと続いた。
一体どこからあんなに人が出て来るのかと思うくらい。
ガヴィンは
「ごめんね~こんな所に連れて来て。大丈夫?」
って何度も聞いてくれたけど、むしろめちゃくちゃ面白かった!
ここは女一人では絶対来られないから(多分痴漢にめちゃくちゃ遭う)来られてよかった。
食堂でトイレを借りられるか聞いてみたら男の人が自分の家のトイレまで連れて行ってくれて、
家族の人もみんな出て来て温かく接してくれた
メトロでサダルの最寄りのエスプラネード駅まで戻って歩いていると、
ガヴィンが突然
「Do you want a room for us?」
って聞いて来た。
へっ????
いやいや、イケメンだけど全くそんな気はなかった。予想外の言葉にビックリ。
日本に彼氏が居るし昨日会ったばっかり。
それに今日コルカタ出ちゃうじゃん。
当然断ると、
「ごめんね、気を悪くした?こんなこと女の子に言うの初めてだ。本当にごめんね。」←絶対うそ
って顔を赤くしながら謝られた。
イケメンのプライドを傷つけてしまったかな
サダルのレストランで夜ご飯を一緒に食べ、
昨日会ったチャイ屋でチャイを飲んでいるうちに彼の出発の時間になった。
タクシーを拾う為に大通りのチョーロンギーまで歩いている時、
「キミと居るとすごく居心地がいいんだ。
いつも街を出る直前に気の合う人に
出会うんだよね。」
と言いながら、ガヴィンは手を繋いで来た。
別にいやじゃなかったから、
「あはは。インド人に見られたら手繋いでる~!って言われちゃうね。」
って言いながらそのまま歩いた。
ガヴィンはタクシーに乗る直前、ハグをしながら耳元で褒め言葉をささやいて、
頬にチュッてして去って行った。
きゃあああああこれ夢なの?現実なの??
(日記を読みながらおばさんニヤニヤが止まりません!若いっていいなぁ~。)
彼が去った後は少しうっとりしたいい気分で、また汚いホテルパラゴンに戻ったのでした。
バックパッカー同士、出会ってすぐにご飯を一緒に食べたり、
出掛けたりすることは男女関係なくごく普通のことなんだけど、
私ガヴィンには勘違いさせるような態度を取ったのかな???
「ブラピに似てる〜!!」って言ったからかな??(笑)
イスラエルでも一緒に観光に出掛けただけで誘われたことがあって、断ったらその人には、
「じゃあ何で一緒に出掛けたんだ?出かけるってことは寝てもいいってことだ!」
ってキレられて、なんでそうなるの???ってなったことがあった。
やれやれ。
ガヴィンのことは素敵な思い出でした
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