２００９．３．２６
キューバ３日目
ハバナ３日目
起きたら１３：３０
二人ともひどく疲れていて全く起きられず
ウーゴさんがパン、目玉焼き、トマト、コーヒーの朝食を出してくれた。
配給の話を聞いてしまうと、出してもらうのが悪いような気がしてしまうけど、
うちら二人の一泊分２０CUC＝約２０００円だけでキューバの平均月収を上回るんだからいいのかな？とも思ったり。
ウーゴさんとこは闇CASAだから政府にお金を払わなくてよくて、丸々懐に入るからね。
ウーゴさんが卵の配給所に行くと言うから私たちも「見たい！！」って連れて行ってもらうことにした。
そこで新たに分かったことは、
配給は無料ではないと言うこと
【毎月これだけものがこの分量だけ安く買えますよ。】というだけのものらしい。
例えば卵は５個で１０セント＝約０．４円、お米は２キロで２５セント＝約１円と、
日本人の私からしたらめちゃくちゃ安いけど、
卵は月に一人１０個と決まっているから、 １１個目からは普通の商店で１個８円で買わなくてはいけないし、
配給の食糧だけではあまりにも少ないから 他にもお肉や野菜を買わなくてはいけないと思うと、
あの給料で生活していくのはとても大変だと思う。
キューバでもチラホラ見かける物乞い。
「社会主義国で配給があるんだからお金をあげなくても大丈夫じゃん」
って思ってたけど、多少の収入がないと配給品すら手に入らないってことか。
勉強になった！！
ウーゴさんまた後でね～
いつもは写真を撮る時に邪魔だなぁ～と思う車も、キューバでは主役になっちゃう。
５CUP＝約２０円のピザを食べて、パルケセントラルの前から２７番のバスに乗って、目指すはVIAZUL。
市バス代は０．４CUP＝約１．６円
バスの中は日本の通勤ラッシュ並みの混雑でギュ～ギュ～だった。
「降りるから開けてよ！通してよ！
」
って怒鳴り声があちこちから飛んで来たり
バスが長く止まってるとしびれを切らして
「VAMOS！！！」（Let's go!!）
ってワーワーピーピー大騒ぎ。面白い。
余りの混雑に気分が悪くなったのか一人のおばさんが倒れてしまった。
すぐに協力し合って外に出してあげて、飴をあげたり、通りすがりの人が水やジュースをあげて手当していた。
みんな優しい
１時間程走って、やっとVIAZULターミナルへ。VIAZULは外国人が乗っていい長距離バス。
キューバでは、外国人は地元の人が使う安い乗り物には乗ってはいけないことになっていて、
基本的に長距離移動はこれになるけど、めっちゃ高い。
明後日のチケットを買おうとカウンターへ行くと、
「今は買えない。明日の朝に７：００来い。」だって。え～～～そんな～～
取り敢えず変なコーラで休憩・・・ふぅ。
０．５CUC＝約５０円
諦めきれず３０分後にもう一度行くと、あっさり買えた！！何だったんだ？？
まーよかった。
ハバナ→サンチアゴデクーバまでで５１CUC＝約５１００円。
めっちゃ高いよね
ながーーいバスだな。
昨日と同じ豚肉弁当をまた食べたよ。
ウーゴさんに今日も色々教えてもらった。
＜キューバの人種差別について＞
キューバ革命前は黒人に対する差別がとてもひどかったけど、
革命後はカストロ率いる革命政府が最優先で行ったのが、人種差別の撤廃だったんだって。
今では黒人も白人も平等に教育を受けられるし、給料も平等で、黒人のボスもたくさんいるよって言ってた。
(実際は、今も完全には差別はなくなっていないみたいだけど。)
黒人による犯罪率は高いそうだ。
＜教育制度について＞
教育は大学まで全て無料。
優秀であれば誰でも大学まで行けるが、その代わりに、卒業後３年ほどは政府関係の仕事を安い賃金でさせられるとか。
＜医療について＞
ガンなどの手術なども含めて全て無料。
でも、キューバ人のお医者さんはどんどん外国に出て行ってしまう為（待遇が悪いから？）国内では常に医者不足だそうだ。
いつも長い順番待ちになってしまって、治療を先延ばしにしているうちに手遅れになって亡くなる人も多いそう。
それなら有料でいいから助けて欲しいよね・・・
最近アクセスもポイントもだだ下がり、
嫌われたのかな・・・
って書いたら、いっぱい押してくれた方が！
＜本日の出費＞
宿 １０CUC
缶コーラ÷２＝０．２５CUC
バス（→サンチアゴ）５１CUC
ピザ５CUP
チュロス ２
市バス ０．４×２＝０．８
弁当 １７．５
ジュース １
計 ６１．２５CUC＋２６．３CUP＝約６２３０円
