この前チベットの写真を見返していたら、
何故かブログに使わなかった写真がたっくさんあったの~~~。
ブログを書き始めて10年経つけど、沢山の人に読んで貰えるようになったのはここ1、2年くらいで、
世界一周の最初の方のチベットの記事も少数の人にしか読んで貰えてないので、
写真を追加してもう一度アップすることにしました!
時々、「最初から全部読みました。」って嬉しいメッセージを下さる方もいてその方たちには申し訳ないけど、
もっかい読んで~~〜
宜しくお願いしま~す
2007.4.21
中国四川省の成都からチベット自治区のラサに向かう列車の中からです。
<本日の移動>→→→→ラサ17:15
7:00頃パッと飛び起きて朝日を待つ。
菜の花畑が広がっていた昨日とは景色が変わって、乾いた大地と雪に覆われた茶色い山の景色が続く。
凍った川、
吹雪いてキラキラと光りながら舞う雪、
羊やヤクの群れ、
時々ポツンと現れる民家、
チベットの民族衣装を着た真っ黒な顔の人々・・・
車窓から見える全てのものに感激しっぱなしで、
「あ~〜〜幸せ!今日まで生きてて良かった!」って何度口に出したことか!!
これなんだろ???
こんな寒々しいところに人が住んでるのかなぁ。
このバスもラサへ行くのかな?
空が青い
ヤクの群れ
ずっと憧れてたチベット。
クンちゃんの故郷、チベット。
クンちゃんとは、2000年にインドのダラムサラで知り合った。
ダラムサラには、ダライラマの邸宅があり多くのチベット亡命者が暮らす。
当時、私は原因不明の高熱が3週間も続いていて(寄生虫の時ね!)、
みんなに「一旦帰国した方がいい」って説得されてたのに、
「嫌だ!!帰りたくない!!!」
って言い続けてた。
クンちゃんはそれを聞いて
「僕は帰りたくても国に帰れないんだ。」
って寂しそうに呟いてた。
家族の中で一人だけヒマラヤを歩いて越えて亡命してきたこと、家族に手紙を書いても一度も返信がない(中国政府に破棄されてるんだと思うって言ってた)ことを話してくれた。
ダラムサラに行って初めてチベット問題について知って、2001年に帰国してからチベット問題に関する本を何冊も読み、
チベットの写真集を見てはその自然の壮大さと美しさに憧れた。
チベットには特別な想いがあった。
そのチベットにとうとう行けるんだと思うと、もうワクワクが止まらない!
それにしても、こんなに標高が高くてこんなに自然の厳しいところに、
よくこーんな長い線路を敷くことが出来たなぁ・・・・
2006年に開通したばかりの青蔵鉄道、最高地点は海抜5072メートル、平均海抜は4500メートルだって。
5000メートルに列車を通すって凄すぎる!!
私は楽々列車に乗ってるだけだけど、この線路を作った人たちの苦労を想像すると頭が下がる思いだ。
車内の電光掲示板には時々「現在4800メートルを通過中です」とか高度のお知らせが出る。
それを見ると、気持ちの問題だと思うけどなんだか心臓がドキドキして息苦しくなってきたような気がする・・・ハァハァ。
そんな人の為に事前に全員に配られてた鼻チューブがある!
こうやって酸素を吸入する。どんなもんかちょっと遊びでやってみた。
17:15、ラサ駅に到着!!
成都からラサまでは45時間、二泊三日の旅だったけど、快適だった。
とってもキレイな駅でびっくり!!
送迎バスでユースホステルに向かう途中にポタラ宮が視界に飛び込んできた瞬間、
うぉ~~~~っ!!
って興奮のあまり大声を挙げてしまって、周囲のチベタンたちに笑われた。
列車のチケットとパーミットとセットで一泊分予約していたLhasa Dong Cuo International Youth Hostelが今日の宿。
チェックインしてから明日以降の宿を探しに出かけると、
大理~麗江~シャングリラで一緒だった徹くんにヤクホテルでばったり再会した
ちゃんと闇バスで無事に私より先に到着してた。
トモくんと3人で夕食を食べることにして旧市街の辺りをブラブラと歩く。
チベタン、本当に美しい!カッコイイ!!
お寺で五体投地をしている人々の姿は本当にひたむきで、けなげで心打たれる。
どうしてあんなにまっすぐな気持ちで祈れるんだろう?
信仰を持たない私には不思議に思えるけどその姿は本当に美しい
夕食はチンゲン菜の炒め物&牛肉とポテトの炒め物。
列車の中ではインスタントラーメンやパンばっかりだったから久しぶりのマトモな食事で嬉しいはずなのに、
どうもぼーーーーーっとして食欲もなく、ご飯も一杯を何とか押し込んだ感じだった。何かおかしいな。
ユースに戻って、二日振りのシャワーを念入りにして、さっぱりしてからドミのベッドに潜り込んだ。
<本日の出費>
水 5元
夕食 9元
計 14元=約210円
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