2007.3.27
<本日の移動>自宅→→神戸港→→上海はまだまだ遠い・・・・
6:30起床。
両親と一緒に朝食をとって、9:00に父の運転で家を出る。
ポートターミナルへ着くと、
もう同僚達や7年前にインドで一緒だったゆうじさんがお見送りに来てくれていた。
智絵先生は「はい、そのせん、お餞別」と言って、心温まるお手紙と、アンメルツをくれた。
何でアンメルツ??って思ったけど、以後の移動疲れの時にこれが大活躍した。
さすがちえせん!気が利くなぁ
つい先日まで担任をしていた4歳のアンちゃんは、
「そのこせんせい、この子もつれていって~。」と、
シロクマがついたキーホルダーをプレゼントしてくれた。
アンちゃん!!会えなくなるの寂しい~
10:45、寂しい気持ちを抑えながら、出国審査へ。
何度も後ろを振り返りながらバイバイをする。
みんな見送ってくれてありがとう!!
行ってきます!!
私が予約したのは、二等洋室。
上海までは片道2万円。
今まで幾度となく、私よりずっと前の時代のバックパッカーたちの旅行記で目にしてきた「新鑑真号」。
「新鑑真号」で中国に渡ったという旅人に話を聞く度に、
いつか私も乗ってみたいなぁ・・・と憧れ続けていた。
けど、意外と普通の船だった。思ってたよりずっときれい。
荷物を置いてデッキに出ると、両親がこっちを見て手をふっていた。
12:00 船が動き出した。
飛行機と違って、ゆっくり、ゆっくりと手を振る両親との距離が離れていく。
離れていく私をカメラに収めようとしている母を、私もまたカメラに収めた。
母は豆粒くらいになっても、
なぜか真っ黄色のタオルを振り回しながら走って追いかけて手を振ってた。
その黄色のタオルどこから出てきたんだ?
とちょっと疑問に思いながらも、母の心配と寂しい気持ちを想い、私も切なくて涙が出た。
母が昨日
「何か必要な物はない?お金は足りてる?」
と聞いてきたから、
「お金は十分あるし・・・じゃあ、最後にお母さんのお弁当が食べたいな。」
と言うと、
今朝は張り切ってお弁当を作ってくれた。
それを開けてみると、
なんと「おこづかい」と書かれた封筒に3万円が入っていた
こっそり入れてくれた「おこづかい」に母の愛情を感じてまたほろりと涙が出た。
「一年って嘘ついてごめんなさいごめんなさい。ホントは保険二年掛けたの。」
という懺悔の気持ちもね。。。
デッキに出ると、日本人のカップルに会った。
「さっきご両親が見送りに来てた方ですよね。オレたち見てて感動して涙出ちゃった。」
あ、見られてたんだ、恥ずかし~
少し寂しい気持ちで色々歩き回っていると卓球場でこれを発見。
スリッペ。
ちょっと気持ちが和んだ(笑)
さぁ、もうメソメソしてても仕方ない。
これから旅が始まるよ!!
バイバイ神戸!!