北海道一周 「リバイバル急行大雪号」 ② 遠軽駅 | TC隊長

北海道一周 「リバイバル急行大雪号」 ② 遠軽駅

ピョーーーーーーッ音符
(汽笛)





デテン デテン!

デテン デテン!





デテン デテン!

デテン デテン!





ピョーッ音符
ピョーーーーーーッ音符





北海道一周リバイバル急行大雪号は常紋峠を登る登るあせる





その峠路を、まるで竜の如く左右に身をくねらせながら、、





峠のサミット(頂上)にある常紋トンネルを目指しながら、、





デデッ

チチッ

デデッ!





デデッ

チチッ

デデッ!





孤軍奮闘するDD51型ディーゼル機関車特有のレールジョイント音が客車内に微かに伝わってきます音符





沿線には鉄カメ(カメラ構えた鉄道ファン)が並び、
渾身の面持ちでシャッターを切るあせる

TC隊長-DVC00388.jpg
TC隊長-DVC00389.jpg





そしていよいよ常紋トンネルに突入せんとする時、
急行大雪号を狙った鉄カメさん達がお立ち台(旧常紋信号所)にズラリと並んでましたショック!
TC隊長-DVC00390.jpg





ピョーーッビックリマーク





単笛一発奏でてトンネル突入!

TC隊長-DVC00456.jpg

(当たり前ですが真っ暗ですパー)





「ゴォーーーーーーーーーッ台風台風!!



デデッ

チチッ

デデッ!




デデッ

チチッ

デデッ!」





トンネル内に走行音が大反響し、レールのジョイント音が一際大きく響き渡ります音符





前回の記事まで読んで下さったブロガーさんは常紋トンネルの忌まわしい歴史を思い返してらっしゃるかも知れません‥





カメラ構えた沢山の鉄道ファン達‥



この中に、その忌まわしい歴史を知る人がどれ程いるのだろう‥



この人達の足元には、まだ地中で眠っているタコ部屋労働者がいらっしゃるかも知れない‥

(つーか、いますパー)





「俺はここだよっ!」
て訴えていたのかも知れない‥





北海道開拓が異常とも思える早さで進んで来れたのは何故か?

その真髄のほんのほんの一部を書き綴ってきましたが、この辺にしておかないと嫌味っぽくなってきますし、
何より隊長本人の気分がすぐれず具合が悪い‥








。。








ここからは楽しくゆきましょうニコニコ





スイッチバック駅で有名な遠軽駅が近づいてくると、お客さん達はゾロゾロと列車の出口へ急ぎますショック!
TC隊長-DVC00372.jpg



遠軽駅では列車の進む方向が変わるため、機関車を切り離してお尻にくっつけ直すんですショック!



そしてお尻が今度は先頭となって終着札幌を目指すんです。



お客さん達は連結の瞬間を写真に納めようと我先に降りようとするのですね
^^;





お尻ハート
TC隊長-DVC00391.jpg



機関車がだんだん近づいてきましたが、溢れかえる鉄道ファンでよく見えんあせる
TC隊長-DVC00398.jpg



ソロリソロリとお尻に近づいてきますハート
TC隊長-DVC00399.jpg



ソロリソロリと優しくお尻にハート
(´ΨΨ`)
TC隊長-DVC00400.jpg





コラコラ
ヾ(・・;)





そして
「カチャコンッ!」と連結完了ビックリマーク
TC隊長-DVC00406.jpg



本当は「ガチャコーーン!!!!」ていう豪快な連結音を期待してたのですが、
運転士さんの腕が良いと静かな連結になります。




進行方向が変わり前を見据えた「急行大雪号」
TC隊長-DVC00403.jpg

なまら絵になりますな!




遠軽駅はとても素敵なんですよ
(^^)

駅舎は駅前通りからは上を見上げる位置にあるのでとても存在感があります!
TC隊長-DVC00394.jpg



隊長の家系は遠軽町に所縁が深いので、自身も昭和42年から毎年のように駅の変遷を見守ってきました。





こんなふうに改札口を見通して眺める列車が好きでした。
TC隊長-DVC00393.jpg

幼い頃からこの位置に立ち、ずっとずっと列車を眺めてきたものです。





ちょっとマニアックな話になりますが、
昔からここで見てきた列車の中で記憶にあるものとして、

82系特急「オホーツク」、「おおとり」、

臨時で網走まで足を伸ばしていた特急「北海」、

夏休みや冬休みシーズンには長大編成でビビらしてくれたのDC急行「大雪」、
と思ったらたった2両編成の臨時急行「大雪」ショック!

キハユニ(郵便車)を連結した急行「紋別」?

そして厳冬の季節雪
ピキーンッ!と張りつめ凍てついた真夜中の厳粛なプラットホームに、
シュッポシュッポと真っ白な蒸気を吐きながら鮮烈に現れる蒸気機関車、、

その後ろには子供にはとても艶めかしく映った10系寝台車やスロ(グリーン車)、スハ(普通車)、マニ(荷物車)、オユ(郵便車)といった豪華絢爛な陣容が続く客車急行「大雪」!

特に車両の真ん中にドアが付いていたオロハネ10(AB寝台車)を見た時は感動のあまり発狂したものです。



40年も昔の記憶なのに、今でもあのシーンを思い出すと手に汗が滲み、バクバクと鼓動が高鳴りますあせる




遠軽駅は眠らなかったのです。





かつては大きな機関区が在り50両前後の機関車が犇めき合い、
真夜中でも「ボェーーーッ音符」と町に汽笛がこだましてました。



また、北見紋別とのジャンクションでもあったため列車の出入りも一際激しかったものです。





そんな古き良き時代の名残が‥
TC隊長-DVC00407.jpg

これは機関車を方向転換するためのターンテーブルですが、今でも撤去されずに放置されてますショック!


これに機関車が載っかって「くるりんっ」て回る姿は、
何だかストリップ小屋のステージで真っ裸の女性が「くるりんっ」て回る姿を連想させますハート



(させねーよパー)





あまりに沢山の車両が犇めいてぶつからないものなのかと子供ながらに心配したものですが、、





今では‥

TC隊長-DVC00410.jpg



ポツンと1両だけありました‥





新幹線が進化するに比例して地方は寂しくなってゆきますねしょぼん





もう一度、もう一回だけ機関車が「くるりんっ」て回る姿が見たいものですしょぼん





久しぶりの急行大雪号の登場とあって駅のキオスクは大にぎわいニコニコ

TC隊長-DVC00397.jpg

お客さんをさばき切るオバチャンはお見事でした!ニコニコ





駅の変遷を、、



いや、
町の変遷を見守ってきた遠軽のシンボル的存在である「がんぼう岩」
TC隊長-DVC00411.jpg



このがんぼう岩展望台にもリバイバル急行大雪号の出発を今や遅しと見守る鉄道ファンの姿が米粒のように確認出来ましたショック!








ピロロロロロロロロロロロロ音符音符音符





発車を告げるベルが鳴ります。





もう一度、またこの先遠軽駅に来る機会があるのかどうか分からぬ急行大雪号は札幌に向け進路を取ります。