観てきました。












これ、本来は2020年公開だったのが、コロナ禍で延びに延びた作品。

元々、アガサ・クリスティは好きな作家なので、この作品はもう小説でも読んでいたし、1978年公開の旧作映画もVHSで観ていましたが、何度も見たくなるのがポアロシリーズの魅力(*^^*)



エジプトへ新婚旅行に出た大富豪の娘とその一行を待ち受けるのは、ナイル川のクルーズ内で起こる連続殺人事件。

容疑者は結婚を祝うために集まった乗客全員。

ポアロが最後に突き止めた、意外で恐ろしい真相は…?



アガサ・クリスティといえば、作品に多く登場する特徴が2つ。

それは、エジプトと2つの大戦。

クリスティの夫が考古学者だった為、夫妻でエジプトに出向く機会が多かったこと、そして、クリスティの生没年が1890年〜1976年と、ちょうど第一次大戦と第二次大戦の両方を経験した世代だったことがその理由です。



今作の舞台はまさにそのエジプト…神秘的な雰囲気がミステリーに華を添えます☆

そして、若い頃のポアロの戦争にまつわる悲しい過去も明かされています。

ただ1つ…個人的に微妙だったのが、このケネス・ブラナー演じるポアロさん、ちょっと攻め方がキツくて、時にエゲツなかった…。

NHKで長く放送されていたデビット・スーシェ演じるポアロさんの方がコミカルで好きですね(^^)