夏至間近
6月21日は夏至です。この日を迎えると一年も半分過ぎたな思い、これから日差しが少しづつ短くなっていくので、少し寂しさを感じます。 とはいえ、今日の函館は日差したっぷり、スカッパレ、ピーカン、空青一色といったとても夏らしいいい天気でした。函館駅前のバラの花はほぼ満開で、去年に比べて人でも多く、朝市周辺は賑わっていました。 オレンジと黄色のグラーデーションの花弁を持つこのバラは、夏の青空とコントラストをなしてとても綺麗です。名前がわからないのが残念です。 クリニック周辺の感染症は、少し落ち着いてきました。コロナ、インフルエンザはほぼみられず、胃腸炎が目立っていました。他に熱積の長い風が続いていましたが、先週後半になり、数は減っている印象です。マイコプラズマ感染症でもないようです。 これから夏風邪の流行が起こるでしょう。ヘルパンギーナや手足口病が流行するか注意していきたいと思います。 報道では、はしかの流行が報じられています。患者さんはみな大人で、発端となるはしかは海外から持ち込まれています。長らく流行がなかったので、ワクチンを二回接種した方でも免疫が落ちている場合があり、心配な場合は自費にはなりますが、抗体検査と結果次第ではワクチンの追加接種をされることをお勧めします。 また、大学などの進学先で抗体検査を受けるように言われた場合は、しっかに検査するようにしてください。また、はしかの予防接種が不完全な方は、自費にはなりますが、今からでも遅くはないので接種することをお勧めします。はしかの合併症、後遺症を考えるとかからないに越したことはありません。 それにしても、大人ではしかが流行して、内科でしっかり診断されるのか不安が残ります。小児科医でもはしかの診断をしたことのない若手が半分以上になっていると思います。