ほくとの気ままなブログ

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麺食い街道73

 

競馬中継が流れる日ノ出町の町中華で、どろっとしたカレー餡が絡む一杯に再会してきました。

 

「中華料理萬福」
カレー焼きそば800円 

皿わんたん500円

 

 

以前に何回か紹介しているこの店舗のカレー焼きそば。無性に食べたくなったので2/21訪問。途中、以前あった場所を通ってみると、建物はまだ残っていました。

 

 

更地にしていなかったのですね。

 

(↑在りし日の萬福)

さてお店では、場所柄(笑)、TVでは競馬中継が流れています。なんたって場外馬券場も近く、日ノ出町~野毛エリアですから、何をか言わんやですね。

 

(都橋ハーモニカ横丁)

店内は3組ほどのお客さん。お目当てのカレー焼きそばを注文し、昔、酒のおつまみ感覚で食べたことがある皿ワンタンも頼みたくなりましたが、壁一面に書かれているメニューに見当たらない。
「皿ワンタン、ありませんでしたっけ?」
「あぁ、ありますよ」

とのことで、それも注文。

 

 

しばらくしてそれぞれ着丼。

まずは皿ワンタン。

ワンタンに酢醤油と刻みネギがかかったシンプルな一品。

皮が薄く、つるっとした食感で何個でもいけそうです。

食事の後に用事もあったので、この日は昼間ということもありビールは控えました(飲めないわけではないのですが、すぐ顔が真っ赤になってしまうので)。ですが、間違いなくお酒に合う一品です。

周りのお客さんは当然のようにアルコールを注文していました。これ場所柄か?(笑)

 

 

そしてメインのカレー焼きそばが着丼。

いざ実食からの、旨街道~!

 

 

これです。カレー専門店のカレーとは違います。

けっして上品ではない(笑)萬福の名物カレー焼きそばは、片栗粉で軽くとろみをつけたカレー餡が、やわらかい中華麺にしっかり絡む昔ながらの町中華スタイル。

 

スパイスの香りと“どろっと感”が絶妙で、一度食べると忘れられない味です。

 

見た目は正直あまり映えないかもしれませんが(笑)、辛すぎず、ご飯のお供にも酒のつまみにもなる万能な一品。

おいしかったですね。

 

評価:5点満点中4.1

 

 

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「つけめん玉」ゆめが丘ソラトス店
つけ麺1100円

 

 

3/7、映画の前に麺食い

ここも何度か紹介しているお店です。ゆめが丘ソラトス店はフードコートの中にあります。

開店と同時に入り、並んで食べました。

 

 

 

フードコートなので自分で運んでセルフ着丼(笑)。

ドロ系のスープに太麺をくぐらせて、いざ実食。

 

旨街道~!

 

 

豚骨・鶏ガラなどの動物系に、大量の魚介を合わせたとろみのある濃厚スープが、小麦の香りを強く感じるモチモチ・ツルツルの太麺にしっかり絡みます。

これはおいしい。

フードコートでこのレベルは正直素晴らしいですね。

こちらもリピートありのお店です。

 

評価:5点満点中4.1

 

 

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「バーミヤン」新杉田店
担仔麺(タンツーメン)879円

 

 

3/14、地元のバーミヤンで食事。

少し時間がずれてしまったので、「どこでもいいから」と訪問。タブレットで注文です。

店内は家族連れなどで、けっこう賑わっていました。

 

さて何を食べようか迷っていたところ、メニューのトップに担仔麺(タンツーメン)なるものが。
「台湾の屋台料理を再現した“あっさり塩味スープ×甘辛ひき肉×海老”が特徴」とのこと。

まずは食べてみないとわかりませんので初チャレンジ。

 

 

しばらくして着丼。

見た目は黄金色の澄んだスープで、やさしい印象です。

まずはスープを……旨街道!

 

 

鶏や魚介の旨味がベースで、塩味ながら角がなく、まろやかで飲みやすいスープ。

これはおいしい。

そして麺は細めのストレート麺。個人的にはもう少し中太寄りのほうが好みですが、全体としてはまとまっています。

 

突出したクセはなく、大きなくくりで言えば、野菜少なめのタンメンに近い印象でしょうか。

万人向けで安心して食べられる一杯でした。

 

評価:5点満点中3.7

 

 

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甲殻類ラーメン専門店 ムメヰ」
ラーメン900円/和え玉400円

 


映画の前に麺食い 

3/21上大岡にあるムメヰさんに初訪問。
このお店、まったく知りませんでした。

たまたま上大岡のスマホショップを予約していて、場所をマップで確認していたところ、なんと近くに見知らぬラーメン店を発見。しかも興味を引くメニューということで、そのまま初訪問です。

 

お昼時は過ぎていましたが、8席ほどのこぢんまりとした店内にはお客さんの姿。なんとラッキーなことに1席だけ空いていました。

 

このお店の基本はラーメン。

ただし選び方が独特で、自分でカスタムするスタイル伝票に印をつけて店員さんへ渡すオーダー方式です。

 

 

組み合わせは以下の通り。

  • メイン:カニ or エビ
  • スープ:豚骨 or 鯛
  • 麺:細麺 or 平打ち麺

この組み合わせで8通り以上のラーメンが楽しめます。

 

 

さて悩んだ末に、

  • メイン:カニ
  • スープ:鯛
  • 麺:平打ち麺


さらに和え玉はオマール海老味噌(細麺)でオーダー

 

ワンオペで忙しそうながらも、感じの良い接客です。

 

 

しばらくして着丼。

 


まずはスープを一口。

旨街道~!!

 

カニの旨みがしっかり感じられる美味しいスープ。豚骨にしなかったのは正解だったかも。鯛の風味は思ったより控えめでしたが、全体としてまとまりのある味わいです。

 

 

麺は平打ち麺。見た目はラーメンというよりも、どちらかというとパスタのフェットチーネを思わせる幅広のストレート麺です。

もちもちとした弾力があり、口に入れるとしっかりとした食感を楽しめます。

 

ただ私的には若干硬めに感じたので、どちらかというと柔らかめが好みのほくととしては、もう少し茹でていただいたほうがより好みかも(笑)

 

 

ラーメンが少なくなってきたタイミングで

「和え玉お願いします」

と注文。ほどなくして到着。

 

 

おぉ~期待を裏切らないビジュアル。

いざ実食。


旨街道~~!!

 

これは細麺で正解。

 

 

海老の甘みと香ばしさがしっかり感じられます。途中でラーメンのスープにくぐらせて、味変しながら楽しめるのも良いですね。

 

 

店員さんに

「おいしいですね。全く知らなくて損していました」

と軽くお話ししつつお会計。

 

支払い方法はいろいろ対応しているようですが、今回はいつもの現金ニコニコ払い。

「また来ます~」

と伝えて退店。

混ぜそばもあるようですし、リピート確定。

上大岡にまた楽しみなお店が増えました。

 

評価:5点満点中 4.0

静かに沁みる母の愛と喪失と家族の物語

映画「ハムネット」

 


2025年/126分/イギリス
<監督>

クロエ・ジャオ

<原作>

マギー・オファーレル『ハムネット』


<キャスト>

ジェシー・バックリー、

ポール・メスカル、

エミリー・ワトソン、

ジョー・アルウィン

 

「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督がシェイクスピアの名作「ハムレット」誕生の裏側にある“家族の物語”を静かに描いた作品です。

 

4月11日、TOHOシネマズ上大岡にて鑑賞。

ちょうど今月で失効してしまうU-NEXTのポイントがあったため、それを映画館で使えるチケットに交換し、劇場へ劇場へ向かいました。

正直に言うと、鑑賞前の期待はそれほど高くありませんでした。
「シェイクスピアの息子の死が『ハムレット』につながった」

という話をなぞる作品だろう、という程度の認識でした。

 

 

けれど──


後半からラストにかけて、胸の奥がじんわりと熱くなり、気づけば涙が頬を伝いウルウルとしてしまいました。

 

派手さはないのに、確実に心に残る。
いまのところ今年観た作品の中でも、上位に入る一本ではなかったかと思えるほどでした。

やっぱり何事も観て経験してみないとですね(笑)。

上映中ですので、極力ネタバレを少なくして書きたいと思います。

 

■内容

「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督が、シェイクスピアの名作戯曲「ハムレット」の誕生の背景にあった悲劇と愛の物語を、フィクションを交えながら描いたドラマ。

 

北アイルランドの作家マギー・オファーレルが2020年に発表し、英女性小説賞と全米批評家協会賞を受賞した同名小説を映画化した。


16世紀イングランドの小さな村。薬草の知識を持ち不思議な力を宿したアグネス・シェイクスピアは、作家としてロンドンで活動する夫ウィリアムが不在のため、3人の子どもたちと暮らしている。

ペスト禍のなかで子どもたちを守り奮闘するアグネスだったが、不運にも11歳の息子ハムネットが命を落とし家族は深い悲しみに包まれる。

 

(映画.com)

 

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■時代背景 “ハムネット”と“ハムレット”名前がつなぐもの

この映画の核にあるのは、「名前」です。

ハムネットハムレット

 

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この2つの名前は、16世紀当時ほとんど同じように扱われていました。

だからこそ、
息子の死と、あの戯曲の誕生がどこかでつながっているのではないか?そんな想像が生まれます。実際そこで何か戸惑いを感じる人も多いかと思います。

 

本作は、そのわずかな“名前の揺れ”を手がかりに、喪失がどのように創作へと変わっていくのかを、静かに見つめていくような内容でした。

 

 

■「森の魔女の娘」と呼ばれたアグネス

物語の中心は、妻アグネス。

彼女は村で「森の魔女の娘」と噂される存在です。

 


薬草を扱い、自然の気配を感じ取りながら生きる女性。

鷹が空を舞い、彼女は森の中で静かに手を動かす。その姿はどこか神秘的で、静かな生活の中に溶け込んでいきます。

 

 

 

そんな彼女に家庭教師をして、家族の借金を返済していたウィリアム・シェイクスピアが心を通じ合わせていきます。

 

監督が描く自然と人間が切り離されない世界観が印象的で、映像そのものの美しさにも強く引き込まれました。

 

■ 双子の誕生、静かに置かれる“伏線”

やがてアグネスは双子を出産します。

一方の命(ハムネット)はすぐにこの世界に根を下ろし、
もう一方(ジュディス)は、生死をさまよいながらも、アグネスの賢明な祈りの結果、少し遅れてこの世界へと引き戻されます。

 

 

この誕生のシーンはとても静かですが、
後に訪れる出来事を思うと、強く胸に残る場面でした。

 

■ 喪失へ向かう中での“ある選択”

やがて大流行したペストが家族を襲います

 

映画レビュー】『Hamnet』もののけ姫だったシェイクスピアの ...

 

そのなかで描かれる、ハムネットが行った、ある選択”
それは誰かを思うがゆえの、とても静かで切ない行動です。

前半の何気ないやり取りが、ここで思いがけない形で重なり、
胸の奥にじわりと痛みを残します。

 

 

語りすぎない方がいい場面ですが、

彼の一つ一つの行動は、父との約束を思えばこそなのですが、見ているこちらは思わず手を伸ばして止めたくなるようなものでした。

そしてウルウルしたのは、いうまでもありません。

 

ここから母親の喪失感、そして家を空けていた夫であり子供の父親への非難があふれてきます。

 

 

■ ラスト“生きるべきか、死ぬべきか”の重み

物語はやがて、あの有名な「ハムレット」の初演へとつながっていきます。

 

ネタバレ】表で魅せる極限の生々しさと、裏で繋がる伏線の計算 ...

 

「To be, or not to be」


誰もが知るこの言葉も登場しますが、本作で胸に残るのは、その台詞そのものではありません。

そこに込められた、
父としての喪失と、創作へと変わっていく痛みでした。

 

 

舞台上の俳優が言葉を発しようとした、その時。
観客が一斉に手を差し伸べる――

「あぁ~こういうことだったのか!」

と、思わず心の中で叫んでしまいました。

 

🌿完全考察『ハムネット』死神と煉獄とは?舞台ハムレットの裏側 ...

 

ポスターにも使われていたあの場面が、
物語の流れの中で見ることで、まったく違う意味を帯びて迫ってきます。

 

 

静かだけれど確かに心を揺さぶる。

舞台の演技に集中するアグネスと、観客たちの姿が重なっていく。

その瞬間、作品への感動が胸に広がる。

 

その流れの中で印象に残ったのが、アグネスを演じるジェシー・バックリーの表情の変化でした。
ほとんど言葉はないのに、そのわずかな揺らぎだけで、彼女の心の移ろいが伝わってきます。

 

そのラストシーンは、この物語の中で唯一、感情が一気にせり上がる場面です。 

あの瞬間、喪失の痛みが静かに救いへと変わっていくように感じました。

この高まりを、ぜひ劇場で体験していただきたいですね。

 

 

■ 母の愛と、言葉にならない悲しみ

この映画は、アグネスを中心に描かれた喪失と家族の物語ではないかと思います。

 

 

子どもを失った母の悲しみ。

 

それを演じたジェシー・バックリーの演技は、本当に見事でした。アカデミー賞主演女優賞を受賞しただけのことはある説得力でした。
 

 

激しく感情をぶつける瞬間もありながら、
その根底には常に、沈黙の中で抱え続ける想いがありました。
その沈黙が、かえって深く胸に沁みてきます。

 

 

そして同時に、
この作品全体には、クロエ・ジャオ監督らしい「自然」のまなざしが静かに息づいています。
風の気配、

森の静けさ、

光の移ろい
人間の感情を、自然の呼吸と同じリズムで描いているような感覚がありました。

 

夫であるウィリアム・シェイクスピアもまた、
その悲しみを抱えながら、言葉へと変えていったのだと感じさせます。

 

■ほくと的まとめ

映画「ハムネット」は、喪失と家族の愛を、静かに描ききった作品です。


大きな出来事だけで感情を揺さぶるタイプの映画ではありません。

それでもこの作品が残すものは、物語の“出来事”ではなく、その後に続いていく“感情の余韻”そのものだと感じました。

 

 

喪失は、終わるのではなく形を変えて残り続ける。

そうした時間の流れを、言葉ではなく空気のように描いた作品だったと思います。

 

ウィリアム・シェイクスピアと、その妻アン・ハサウェイについては、いまも人物像の評価が分かれ、残された記録も多くはありません。
だからこそ本作のような視点は、より新鮮に思えました。

 

そして特に印象に残ったのは、二つの場面です。

ペストの影が家族に迫る中での、ハムネットの静かな選択
そして舞台『ハムレット』のクライマックス

どちらも異なる場面でありながら強く心に残りました。

 

思いがけず、ただのポイント消化では終わらないほど心に残る作品になりました(笑)。

 

評価:5点満点中 4.0

 

 

 

SFアニメの金字塔!

初めて観た「AKIRA」が凄すぎた…

今さら初見で体感した伝説の衝撃

午前十時の映画祭16 

 

アニメーション映画「AKIRA」

 


1988年/124分/東宝

監督・原作・脚本:大友克洋

 

■ 作品概要

漫画家・大友克洋が「ヤングマガジン」で連載した同名コミックを、自ら映画化。

制作期間3年、総製作費10億円という当時としては破格のスケールで制作され、その圧倒的な映像と世界観は、国内外に大きな影響を与えた伝説的作品です

 

■ 初鑑賞…まさかの“今さら”

この有名な作品『AKIRA』。
私ほくとは、南斗・北斗ではありませんが、なんとなんと……恥ずかしながら今回が初鑑賞だったのです^^;

タイトルはもちろん知っていましたし、すごい作品だという話も耳にしていました。
それなのに、なぜかこれまで鑑賞の機会を逃し続けていたのです。

 

 

今思えば、完全に不覚。

しかし──

 

いやぁ〜やはりすごい作品でしたね

冒頭から一気に引き込まれる世界観。

 

 

「AKIRA」はSFアニメという枠に収まりきらない作品でした。 未来都市のアクションや超能力バトルが中心かと思いきや、その奥には権力、差別、社会不安、暴力といった“現実の問題”がしっかりと息づいています。

1988年に作られた作品なのに、今の社会にも通じるテーマが多く、観ている間ずっと

「これは今の話じゃないか…?」

と考えさせられました。

 

 

映像の迫力だけでなく、作品全体に流れるメッセージ性の強さに

「世界で評価されるのも納得だな」

と感じました。

 

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■ 物語の簡単な流れ

ネオ東京と不良少年たち

1988年、関東で「新型爆弾」が炸裂し第三次世界大戦が勃発。それから31年後の2019年、新首都ネオ東京では、反政府ゲリラと軍隊の衝突が続いていた。不良少年の金田は、仲間たちとバイクで暴走したり抗争に明け暮れる日々を過ごす。

Gif】アニメ映画「AKIRA」の GIFアニメ – 金田編 #gif

 

鉄雄の覚醒とアーミーの介入

ある日、鉄雄が謎の少年・タカシ(26号)と接触したことからアーミーに捕まり、能力に目覚める。見知らぬ少年の幻覚に苛まれるようになり、怒りに任せて力を振るうようになっていく。

そんな鉄雄をアーミーの大佐は能力を秘めた実験体として管理下に置こうとする。鉄雄は、アーミーや街を破壊し始め、金田たちは彼を止めようと立ち上がる。

 

 

金田とケイ、ゲリラとの戦い

金田は反政府ゲリラの少女・ケイと知り合い、共に鉄雄の暴走を食い止めようとする。鉄雄は暴走の末、アキラの封印を解き、その結果、巨大な光の球体が街を飲み込む。

 

(ウィキペディア参照)

 

このあと物語の結末は控えますが、ネオ東京で繰り広げられる少年たちの運命には、驚きの展開が待っています。
興味のある方は、ぜひご自身の目で体感してみてくださいね。

 

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■ 冒頭から伝説「金田スライド」

とにかく冒頭から圧倒されるかっこよさ炸裂!

有名な「金田スライド」(アキラスライドとも呼ばれるバイクの横滑りシーン)

 

AKIRAのバイクスライド

 

これは本当にカッコいい。
金田のバイクといい、動きのキレと演出の完成度に一気に引き込まれました。

 

いまでこそ珍しくはないでしょうが、1988年当時にこれを観ていたら、衝撃は相当なものだったと思います。

のちにさまざまな作品で、オマージュとして使われることになります。

 

金田スライドをオマージュ

ドラえもんがAKIRAをオマージュした金田バイクスライドブレーキのGIF

 

■ 印象に残るセリフとその意味

本作には独特で印象に残るセリフがいくつも登場します。そのなかのひとつ。

 

Gif】アニメ映画「AKIRA」の名シーンGifアニメを集めてみたよwww ...

*「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」

金田が鉄雄に言い放つこの一言。

 

 

場面は、閉鎖された高速道路で、金田と鉄雄、仲間たちがバイクを走らせる中の出来事です。鉄雄は少し生意気に金田のバイクを操作しようとしますが、まだコントロールが未熟でうまく操ることができない。
そこで金田が冷静に、でも鋭く一言放ちます。

 

「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」

 

“ピーキー”=扱いが難しいもの、という意味ですが、ここでは単なるバイクの話ではなく、後に鉄雄の運命を暗示する言葉にもなってくるのです。

 


力を扱うにはそれに見合う器が必要、まさにこのセリフは、物語の後半でとんでもない進化を遂げ鉄雄の超能力が制御不能に向かう伏線にもなっています。

*どのような制御不能になったかは、物語をご覧くださいね。

 

 

■ 圧倒的な世界観と映像

この作品で思い浮かんだ映画作品がありました。

●ひとつめ、

ネオ東京の街並みは、退廃的で荒廃しているものの、どこかリアルさを感じさせます。

 

 

この退廃的な近未来の描写や、社会の裏に潜む不穏さは

「ブレードランナー」

の世界じゃないですか、と心の中で叫んでしまいました。

 

 

●二つ目として、

劇中には超能力を持つ少年たちが登場します。

そのなかのタカシが、感情が暴走した時に形あるものを破壊するそのシーンを観ていて、特に思い浮かんだのが

「ブリキの太鼓」

 のオスカルです。
オスカルは3歳で成長を止め、叫び声ひとつでガラスを割り、周囲の物や人に影響を与える存在。

ここに共通しているのは、抑圧された力が制御不能な形で現実に干渉する恐ろしさです。

 

 

たぶん私と同じように、それらの作品を思いうかべてた方は、ほかにもいるのではないでしょうか。

 

その他もいろいろありますが、話が進まなくなってしまうので割愛します(笑)

 

 

“予言”と呼ばれる理由

「AKIRA」が語られ続ける理由のひとつが、その“予言性”です。

 

  • 東京オリンピック
  • 社会不安
  • 科学技術の暴走
  • 衛星兵器「SOL」
  • 制御不能な超能力者の存在

こうした要素が現代とリンクして見える点は非常に興味深く、作品を観ながら考察する楽しみも生まれます。

 

 

■ ほくと的まとめ:

体験必須・AKIRAの衝撃!

 

世界に衝撃を与えた伝説のアニメ映画といえば…「AKIRA ...

●体験する映画
難解でありながら、強烈に心に残る

現代社会にも通じる内容です。
「AKIRA」は単なる映画ではなく、“体験する映画”で、世界観に没入して初めてその凄さを実感できる作品だと思います。

 

 

映像の迫力とクオリティ

現代の製作技術から見ると、多少古さを感じる部分もありますが、それでも映像の迫力は圧倒的です。
当時としては驚異的なクオリティであり、SFアニメの金字塔と呼ばれるのも納得できます。

 

 

●テーマ性:ただのSFではない

「AKIRA」は単なるアクションやSFではなく、権力・科学・社会・人間性の危うさを描いた作品でしょうか。
力を制御できない人間は破滅し、閉塞社会では暴力が表出し、破壊と進化は紙一重。そのテーマ性もすごいものがありました。

 

映画「AKIRA」 (1988) 日本版劇場公開予告編その1 AKIRA ...

 

●原作と映像化のすごさ

原作の漫画は読んでいませんが、あの世界観を2時間の映像に落とし込んだ制作陣の努力は想像を超えるものです。
原作を読むと、さらに深い部分まで理解できるのかもしれませんね。

 

●見逃せません!

まだ観ていない方はぜひ一度。
観たことがある方も、時を経て改めて観ると新たな発見があることでしょう。

 

個人的には

「もっと早く観ればよかった~!」

と素直に思いました。

 

評価:5点満点中 4.1

 

 

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(おまけ)

INTRODUCTION|『AKIRA』4Kリマスター 公式サイト

前述部分にも関係しますが、「AKIRA」には、ファンの間で語られる“都市伝説的な裏設定”もいくつかあります。

  •  東日本大震災や原発事故を予言していたという説
  •  東京オリンピックやその延期を示唆していたという説
  • コロナウイルスを連想させる描写
  • 衛星兵器「SOL」に関する未来予測

 

ここで解説しているとまた長くなってしまいますので、興味ある方はお調べくださいね(笑)