中山金杯 | 府中競馬場待合室

中山金杯

さて年明け一回目の長文は中山の金杯を選択させてもらいます

メンバーを見渡すにショッパイ馬が集まった印象が強いです


たとえば前走で書きますと


メジロマントルが勝った鳴尾記念、2:01.6って・・OP?

何たる体たらくと唖然としてしまうタイムです

まず勝ち馬にもうワンチャンスは望みがたい


次に2着のカンファーベスト

阪神2000mで騎手がアンカツだったから連対できたとしか思えず

追えない中舘騎手に替わって買うべきかどうか、迷うところであります

少なくとも点数を減らすために私は買いません


この中では8着に敗れながらも横山に乗り替わるワンモアチャッターが狙い目?

ですが上位2頭よりこちらのほうが人気になるんじゃないかと推測できます

であるなら2回連続重賞で1番人気に推されながら敗れている事実を忘れてはならず

冬場より夏場が得意な印象があり、買うにしても押さえで十分でしょう


では次にディセンバーS

緩みのない流れになったとはいえOPであればHペースとはいえないラップ

でありながらラスト1F12.6、全馬足が止まっていたわけです

ですから見直せるためには何かしらの材料が必要かと思います


外せないのはキングストレイル

前走+12キロは調教の試行錯誤の影響が強い

藤沢調教師といえば、CW、芝、で追い切るのが一般的

それがCコースとは極めて異例な処置でした

その影響が多少あったんじゃないかと思えます

といいつつ今回も坂路3本追いで出走、と異例なパターン

首位陥落したことで試行錯誤中としか思えず正直半信半疑です

中山2200で外枠を引きながら押し切ったセントライト記念は内容的にも強かった

この事実を踏まえ上位には推したい一頭です


休み明け緒戦だったコスモオースティンにも一応見直しの材料はあります

単騎逃げが望めそうもない展開ではありますが斤量が減るわけですし

叩き二戦目で人気がない明け4歳という意味を含めて押さえておきたい一頭です


大駆けを期待したいのがシルクネクサス

未勝利脱出に6戦も要した馬ですから使いこまれてきた今回は不気味にうつります

穴馬の一発に期待します


逆にこの中で買いたくないのはマイネルレコルト

後藤騎手が乗らないのは大きなマイナスです

何より前走3着とはいえ、明け4歳唯一の56キロのハンデ

G1勝ちの実績で人気に推されやすい2歳時の実力馬

去年の内容から頭打ちになった以上、来るまで切っていい存在のはずです

2000mが合う馬とも思えませんし、ここは買わないでおきます


三番目に中日新聞杯

ディセンバーS同様、ラスト上がりがかかる展開になりました

こちらは道中の通過ラップが速く後半失速するのは仕方がない展開でした

上位に入線している馬は展開の恩恵を受けた後方待機組が多くなっております


一番人気に推されながら2着に敗れる格好となったダンスインザモア

ですが一番人気に推され以上、責務を全うしなければならず

その結果早目に動いたのがアダになった印象でした

今回人気は分かりませんが展開的には再度恩恵が受けられそうなメンバーです

中山で重賞勝ちがある明け4歳という意味でも絶対に押さえておくべき一頭と思えます

問題は・・騎手交替と本質的には府中向きな馬であるあたり


後は同じく展開の恩恵を受けたのに勝てなかったカナハラドラゴン、コンラッド

別定からハンデへと条件が替わることから前者は買う必要がないと思います

1キロ減る後者は本来なら押さえてもいいのですが騎手と脚質が合う気がしません

やはりこの馬も買わないでおきます


その他ではシェイクマイハートが面白そうです

前走のように前を追いかける形でやめ

以前のように差す競馬をしてくれば巻き返せる余地はあると思います

OPで戦える時計を持っています

人気薄の今回、一発を狙った競馬ができれば一変があっても驚きません


最後に印を


◎キングストレイル
○ダンスインザモア
▲シェイクマイハート
△ワンモアチャッター
×コスモオースティン
★シルクネクサス


吉田騎手は絶対に引かない、思い切った競馬が得意な騎手

マントルが絶対逃げるのは全員が承知していると思います

ですから意外と牽制しあう可能性が高く

好位で競馬ができる馬から買っておくことにしました

坂路三本追いが裏目に出ないことを祈るばかりです