何ができるようになったか? | 北摂つばさ高校野球部のブログ

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北摂つばさ高校野球部の活動や情報を、不定期ですがご紹介できたらと思います。応援してくださる皆様、本気で高校野球をやりたい中学生に読んでもらえると幸いです。

ようやく冬練期間(約半年)の数値を取り終えました。


毎日頑張っていたのは間違いありません。

が、半年間の成長値としては物足りませんでした。

もう一度言います。本当に頑張っていました。

これの何が困るって、これでモチベーションが下がるのは本人なんですよね。

頑張れる人の間に(思考がひねくれる前に)、なんとか結果に繋がる「正しい努力」に持っていきたいものです。


ミーティングでも話したのですが、いずれは誰もが「結果」を求められることになります。

学生のうちに「過程」を重視するのは賛成なのですが、それが結果のために本気で考え本気で取り組んだ過程なのか、ただただ時間と体力を費やしただけなのか、では大きく変わってくると考えています。

特に多様性の時代と謳われる昨今、(完全に主観ですが)学校現場では後者の「頑張っていれば結果が伴わなくてもOK!」という流れを感じます。

生徒も気分がいいでしょうし、トラブルにもならないと思いますが、個人的には、そんな状態で社会に送り出すのは…と思ってしまいます。

社会人1年目から「何かできる人」は稀なので、厳密には、「何かできるようになる人」かどうかだと思います。

そのためには、学生のうちから目標に向けて仮説→検証を繰り返し、(失敗を重ねながら)「正しい努力」を習得しておいてもらいたいものです。

何度でも失敗OKな学生だからこそ、本気で結果を掴みにいってもらいたいと思っています。

大丈夫です、野球で負けても命はとられません。

だからこそ私は勝ちにこだわります。

結果が全てです。

ということは、結果を出すための過程が全てです。

…と、こんな話がしたくなったのは、とある記事に目が留まったからなんです。


東貴博さんの記事

 


寄附や大学のシステムの話は置いておいて、私が興味を持ったのは、「肩書き」より「何ができるようになったか」を重視していてる点です。

先日卒業式がありましたが、何か「卒業おめでとう!」に違和感を抱いてしまいました。

最近では高校に行くのが当たり前になっていますし、(少子化にも関わらず)大学生の人数も増えていると聞きました。

「肩書き」どうこうよりも、野球部には、高校3年間で「何ができるようになったか?(そのために何をがんばったか?)」を、胸を張って言えるようになってもらいたいです。

まずは春の大会で結果を掴みにいきましょう。

その抽選が明日あります。またご報告しますね。