引用:Wikipedia:ニコチンアミドモノヌクレオチド

 

海外の大学の研究によると、長寿遺伝子を活性化させる物質を投与したラットで、血球や筋肉の量の増加が認められたということです。

引用:Science daily:https://www.sciencedaily.com/releases/2018/03/180322140926.htm

 

ブドウの皮などに含まれるリスベラトールは長寿遺伝子を活性化させるのではないかということで研究がおこなわれていました。最近ではニコチンアミドモノヌクレオチドがNADの前駆体として注目されているようです。上記の実験でも用いられている物質です。

 

サーチュイン遺伝子(NAD依存性ヒストン脱アセチル化酵素)はNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の量を反映して、遺伝子の発現を後天的に制御する長寿遺伝子です。

NADが還元されNADHとなることが電子伝達系の前段階であるクエン酸回路のメカニズムを目的づけています。

引用:wikipedia:クエン酸回路

 

細胞内でNADが多くなるということは、クエン酸回路の代謝が滞っており基質となる物質が不足してきているということを意味しています。つまり栄養不足の状態です。この状態に対処するため遺伝子の発現をリストラクチャリングして、エネルギー消費効率を上げることがサーチュイン遺伝子の目的だと思われます。