高2になると
息子は通学コースを週3日から
週1日に変更し
友人を避けるようになってしまいました。

唯一、頑張っていた部活動は
人数不足で廃部になってしまいました。

やる気を失った息子は

3年生からは月1回コースに
変更すると言い出しました。

それと同時に
「大学には行かない!」
と言うようになりました。

これは息子の本心ではないはず…

すると、主人が
「大学に行かないんだったら、働け!」
と、いきなり怒り出しました。


本人が一番落ち込んでいるときに

主人からは厳しい言葉を言われて
息子は本当に辛かったと思います。


大学生になる、という息子の夢も
遠ざかってしまうのか…


週1日登校で
家に居ることが多くなった息子。

せっかく前進したと思っていたのに
また不登校時代に逆戻りです。

希望も夢も砕け散ったような気分に
なりました。


また、元の生活に戻り
私がパートの時は、息子が洗濯物と
風呂掃除を担当していました。

パートから帰ってきて
一緒に昼ご飯&昼寝。

こういう生活が長く続くと
自分がだんだん麻痺してきます。
これが普通に感じられてくるのです。

恐らく、私が歳を重ねてパワーが
なくなってきたからだと思います。


ある日、そんな平和な日常に
ふと、危機感を感じてしまいました。

このままでは
息子は社会に適応することが
難しいのではないか

親が、息子の可能性を
潰してしまっているのではないか

卒業後は
引きこもってしまうのではないか
などと

息子の将来を思うたび
不安になってしまいました。


私がいくら強い危機感を感じても
息子にやる気が起きない為
悩んだまま無駄に時が流れ

高2の終わり
このまま、親子で隠居生活を
続けるわけにはいかない!

家族以外の力が必要だ!

と、昼寝から目覚めて思い立ち
塾探しを始めました。


〈続〉