海に囲まれたデンマークの魚事情

北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは！デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

北欧デンマークで私が見聞きすること、感じることをお話しています。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。

ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、

これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、小学校6年生と、3年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った２歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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海に囲まれたデンマークの魚事情

とあるお仕事で、海に囲まれたデンマークでは、

魚を食べる習慣があるか、また漁獲量はどのくらいかという調査をしました。

デンマークでは、日本よりも食べる魚の種類が少なく、スーパーで買える魚の種類は更に少なく、切り身で売っているのは、鮭、鱈、カレイ、鱈や鮭のすり身くらいです。この他に、酢漬けのニシン、燻製のサバ、トマト煮の缶詰になったサバ、冷凍または塩水に浸けてあるグリーンランドの小エビ、冷凍のニシン、ツナ缶が日常食として売られています。

時々、デンマークの湾で捕れるムール貝もスーパーで売られています。

このニシンの酢漬けや、サバのトマト煮、燻製のサバは、ライムギのどっしりした黒パンを薄く切ったものにラードやバターを塗った上に載せて、ナイフとフォークで切って食べる、オープンサンドイッチとして食べられます。

鮭や鱈のすり身は、フィッシュハンバーグにして、レモレードというタルタルソースをかけて食べます。

魚屋さんに行けば、旬の時期には、タラコやホタテもならんでいます。

ただ、日本人よりは確かに食べる量は少なく、デンマーク統計局の2017年の資料では、

週に2回以上魚をメインのおかずとして食べる人は人口の22％しかいません。

https://www.dst.dk/da/informationsservice/blog/2017/02/nordicmonitoring

漁獲量に関しては、

こちらのデンマーク統計局のグラフと表があります。

https://www.dst.dk/da/Statistik/nyt/NytHtml?cid=28461

例えば２０１８年の漁獲量は７８.７万トンになります。

日本は、水産白書によると、2017年329万トンだそうですので、デンマークの4倍ですが、水産白書によると、日本の漁獲量は、世界第8位で、この30年間で半減しているそうです。マイワシの漁獲量が減っていることがその原因だそうです。