「デンマークが世界一幸せな国とは、一体誰から取った統計なの！？」
実はデンマーク人からよく聞かれる質問です。
2013,14,16年と世界一幸せな国にデンマークが選ばれているものの、当の本人たちはその事実を観光客から聞いただの、外国に住む友人がSNSにポストしてて知ったとか、同じ国民から聞いたとはあまり聞かず、その上自覚なし。まぁ、そこがまた良いところである気がしたりはするのですが… ※ちなみに日本は46位
「超ハッピーな国と思われてるらしいけど、ユリは数日でハッピーマジック解けたでしょ。」という質問には、速攻「そうね、今はデンマーク人にとって幸せとは何かを考えるようになったよ」と笑いながら答えています。
個人的に、この国はもの凄くストレス大国ではないのかと思っています。
※個人の生活は今のところ穏やかです
ストレスとイコールになるかどうかは疑問が残りつつも、喫煙率はざっくり80%に達するといっても過言ではなく、友人のデンマーク人女性に言わせると90%くらいかもよと言う始末。
消費税25%の中、一部ビール14%と安いだけに10,20代のアル中率も高いと聞いています。確かに、飲むわ騒ぐわで金曜夜はパニックです。で、最後に瓶ビール割って怪我しちゃったりすんですよね。。
人口が兵庫県くらいしかいないのに、毎日2人くらい10,20代の若者がアルコール関連で病院に運ばれるってやっぱ異常なような→日本もそんなもん？
自殺率が高いのも太陽が出ない天候のせいだけじゃないと住んで感じる謎の確信もありつつ、ルーマニア出身の先輩に言わせると、国連が世界一幸せな国として発表してから、自殺や鬱病がますます増えた気がする、罪な統計だと話してくれました。幸せな国らしいデンマーク国民なのに、自分は何か違う…が引き金になっている、と。
来た当初、デンマーク人の閉鎖的な性格にショックを受けました。彼らの多くは、新しい誰かを受け入れるのを好まず《ポジティブに言うとシャイですかね》、できれば狭いコミュニティで強い信頼関係を築き生きていきたいと考えている人が圧倒的に多いと感じたからです。ただ、出来たコネは非常に大切に育てていくので、この人だ！と思ったら血縁関係より信頼関係を優先してくれたりします。
ただこのコネ《横関係》とやらが厄介で、付き合いタバコやビールがぶっちゃけ横行してるんだろうと、それがこの喫煙率やアル中率を上げているのかと思うようになりました。
そして行き着いた先は、孤独なのかな、と。これを個人主義と言えばそうなのかも知れないけれど、スペイン人を抜く接近戦な距離感で話しかけてくる彼らの心の声を「たまたま世界一幸せな国に住むことになった」部外者の私だから感じられる感覚で「北欧よ、デンマークよ、幸せであれ」信仰に実は押しつぶされそうな若者の voice of voiceless を見聞で深めらたらなと思ってます(^｡^)
罪だな、幸せってψ(｀∇´)ψ
