シェール石油(Shale oil 頁岩油)の産出が好調な米国が、世界で最大の産油国となった


 米国エネルギー情報局(EIA)が発表した統計によると、同国が昨年、世界で最大の産油国となったことが分かった。

これは米国がサウジアラビア、ロシアを抜いたことを意味し、世界のエネルギー勢力図を塗り替える変化であり、覇権国としての米国の地位を一層強化することになりそうだ。

 

最大の要因は、最近のシェールオイルの掘削技術の進歩で、同オイルの生産コストが低下し、生産が飛躍的に伸びたことである。

特に昨年は、シェールオイルの生産量が29%も伸びた。
この産出量が増えたことは、米国にとって政治経済面で大きな力を与えることになる。
中東や南米からの原油輸入に頼る必要性が減るからだ。

 

ますますもってトランプ大統領の独善が強まるのかもしれない。

 


    
北面武士