国際規範に背いた米国とイスラエルの大統領が異例の選挙共闘を行っている


 先日トランプ大統領はイスラエルがシリアから奪った占領地のゴラン高原に関し、イスラエルの主権を正式に承認した。

 

ゴラン高原は、イスラエルが1967年の中東戦争で占領し、81年に勝手に併合を宣言した地域である。

だが国連の安保理は、その併合を無効とする決議を全会一致で採決している。

 

いわば国際的な世論を無視したゴラン高原の併合を、なぜ今ごろになってトランプ政権が承認するのか?
それは、両国とも大統領選挙を目前に控えて承認が有利に戦いを進めうるとの思惑があるためだ。
果たしてどれ程の効果があるのか?
何しろ「溺れる者、ワラをもつかむ」と言いますから…

 

    
北面武士