大相撲第七十二代横綱、稀勢の里が引退した。
得意手は左四つ・寄り・突き・押しだった。茨城県牛久市出身、田子ノ浦部屋所属で現在は年寄・荒磯

 モンゴル横綱の中にあってただ一人の日本人横綱として活躍が期待された稀勢の里が引退したが、けがに泣かされた「不運」な力士だった。
ある意味、けがを休養と稽古で克服しようとする必死な姿勢は、共感は呼んだが、大相撲は成績が全ての世界である。
「引退」も仕方ないであろう。多くは語らなかったものの、涙の会見の様子はそれだけで彼の苦悩と悔しさを雄弁に物語っていた。

 

稀勢の里関よ、御苦労様でした。

その努力に私は、惜しみない拍手を送りたい。

   
     
北面武士