マティス国防長官辞任後のトランプ政権は、「大人」のいない対中強硬派ばかりとなった。
マティス国防長官は、かねてより「トランプ政権内の大人」と言われ、不安定さを加速させるトランプ政権内のただ一人の安定感をもたらす人物であった

しかし、12月18日に「19年2月末に名誉をもって引退する」とツィートして以来、トランプ政権内の「最後の大人がいなくなる」とワシントンでは囁かれている。
マティス氏辞任後に危惧されることが、トランプ政権が対中強硬派ばかりになるということだ。

 

その論理的な中心にマイケル・ビルズベリー氏が座るという。かつては親中派だったが、「彼らに騙されていた」と対中強硬派に転向した。

国家経済委員長のクロドー氏、国家安全保障担当補佐官のボルトン氏など、いずれも対中強硬派である。

 

マティス氏無き後、米中対立はさらに尖鋭化することが懸念されるのだ…


   
     
北面武士