親を赦せないあなたへ
パーミッションセラピー🄬のセッションの中で、 結局テーマになることが多いのが 「親子の関係」です。
パートナーシップ、人間関係、お金、お仕事、セルフイメージ、など、どんな課題であれ、「親子の関係」の影響は大きいもの。
「親子の関係」は 尊くもあり、厄介。
しかし、その奥底には 必ず親子の深い愛情が 流れています。
アドラーは 「今ある問題や課題に 過去には原因はない」といいましたが、
前だけを向いて生きていける人もいれば、 そうでない人もいるのが現実です。
必ず子供の人生に 両親の信念や在り方は 影響を与えています。
特に子供時代に、 「子供でいることを許されなかった」人の心の痛みはとても深いものです。
「周りの顔色をみてばかりで 言いたいことも言えなかった。」
「甘えられなかった。」
「家族の調和を保つため、 いつも笑って道化を演じるしかなかった。」
「束縛されて自由がなかった。」
「愛してもらえなかった。」
そうおっしゃる クライアントさんの多くは、 親に対する「怒り」や「憎しみ」を 抱えています。
そして、さらに心の深いところでは悲しみが存在しています。
そして、一生懸命に赦そうとします。 だから、余計に苦しいんですよね。
赦せたならそれが最善でしょうが、 無理は禁物です。
赦せない自分を責めて、 余計に苦しくなるのなら、 赦せなくてもいいんです。
相手に伝えるかどうかは別にして、とことん怒って、 憎みきったらいいのです。
（パーミッションセラピー🄬では相手に伝えることなく解決へ導きます）
しかし、 とことん怒って、 憎みきることも、なかなか難しいことなんですよね。
とことん嫌いになれたら、 とことん憎めたなら、 どんなに楽でしょう。
例えどんな親であっても 、こどもは親を心底嫌いになれないから、 憎むことができないから、
だ・か・ら、苦しいのです。
どうでもいい存在であれば、何の感情も動かないし、無関心でいられるはずですものね。
本当は、1番に愛されたい人に、
「もっと自分を見てほしかった」
「もっと愛されたかった」
「ありのままで認めてほしかった」
そこには、 恨みつらみを口にする一方で、
本当は切実に「愛」を 求めている幼い日の 自分の姿があります。
幸せそうに見えない親を、 心のどこかで不憫に思う 健気な幼い自分がいたかもしれません。
「親を笑顔にしてあげられなかった」「 役に立てなかった」と、 無力な自分を 責めてはいませんか？
愛してもらえなかった自分には 「価値がない」と 思ってはいませんか？
そんな自分が、 親をさておいて 幸せになってはいけない、 そんな自分を 「赦せない」と 思っていませんか？
私には双子のこどもたちがいますが、今、自分が 親になって思うこと。
それは、 親が子供を 守ってきたつもりでも、 実は、 親が子供の存在に 救われていることの方が
ずっとずっと 多いということです。
何かをしなくても、子どもたちが「 ただいるだけ」で、嬉しい、しあわせ。
もしかしたらあなたも、ご両親にとっての生きる理由 だったのかもしれません。
何かをしなくても ただいるだけで、 あなたがご両親を 救ってきたのかもしれません。
赦すのは親ではなく・・・、
そろそろ、あなた自身が 親を赦せない自分を赦して、解放してあげても いいのではないでしょうか。
いつからでも、 いくつからでも、 自分の人生を生きることはできます。
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