老夫婦のこれから・・・ | フラスタジオ・ピリアロハ&ホクラニ早苗のブログ

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 土曜日、いつもの「小さな村の物語イタリア」を見ていました。2つの家族が紹介されていて・・・その1つが老夫婦でした。

 

「小さな村」は数年前と今を比較して見せてくれるので感慨が深いですが・・・

 

今回は12年前と今の老夫婦を比べていました。

 

奥様が弱ってきて家のことはあまり出来なくなっている。

 

ご主人は以前と同じ「戦争博物館」の運営を頑張っている。毎朝少し早く起きて先にビスケットとコーヒーの朝食をとり、奥様が起きてくるとハグして彼女の面倒を見てあげるハート

 

昼間は奥様が歩行器を使い、ご主人は彼女に寄り添って散歩する姿が放映されているのを見て、良いなぁ~と沁み沁みとしながらハートふと自分の身と比べていました。

 

高橋夫婦だったら、どうだっただろう?

 

14年前に我が家に迎えたラニの散歩も最初は2人で行っていたけれど高橋が靭帯断裂をやってからは夫が1人で行くようになり、高橋が回復しても散歩に同行することは拒否されました。自分とラニだけで行きたかったみたい。。。

 

2人で寄り添って歩くということは無かったです。

 

仲が悪かったわけではないけれど、退職してからは夫婦それぞれが自分の好きな生活スタイル、夫はテレビとゲーム、ラニが来てからはゲームは止め、ラニとの静止的な生活、高橋はフラという動的な生活で別々に暮らし、時々高橋が提案して2人で旅行に行く。

 

夫は趣味も無く、友達もいない生活。。。高橋がカルチャーを勧めても「俺、嫌いなんだよ」と。

 

愛する妻と愛するラニとの静かな生活で彼は満足していたのかハート

 

彼は亡くなる1年以上前から脊柱管狭窄症になり歩くことも大変になりました。リューマチにも苦しんでいました。高橋の癌を心配して血圧が上がり、動脈瘤が破裂しそうになり、長期入院を強いられました。。。晩年は大変だったと思います。

 

もし新居に帰って来ても寝たきりになったかもしれません。。。

 

2階のフラの音がうるさいと文句を言ったかもしれません。。。高橋は介護で疲労したかもしれません。。。

 

「小さな村の物語」のご夫婦のように、どちらかがもっと弱った時に「2人で寄り添って生きる」ということが出来ただろうか?ちゃんちゃん