こんにちはTOKです

 

今日は「あなたの人生の物語」|テッド・チャン (ハヤカワ文庫SF)から、

3編目の「ゼロで割る」について語ります

 

おい大学生、小説なんか読んでないで研究しろ

 

なんて言わないでくださいね

行き帰りのバスとか地下鉄の中で読んでるんです毎日

 

今日は疲れたのでもう帰ります

疲れたのでゆるーい感じで書きます

 

 

「ゼロで割る」って題名ですけども

ゼロ割りって

理系学生からしたら恐怖ですよね

どんな数も÷0ってやったらダメなんです

というかできないんです

 

証明の中でこれを気づかずにやってたらと思うと

めちゃんここわいですよね。

数学の証明やってたら、

自分が間違って数をゼロで割ったりしてないか

気をつけて確認しなきゃなりません

 

 

あ、ちなみに

こわいって

北海道弁では「疲れた」とかいう意味なんですよ

今回は標準語の意味で使ってますけどねー

 

そうじゃなくって。

 

 

最近は生物やってるもので

ゼロ割りに気を遣うこともそんなに頻繁ではなくなりましたが。

高校時代の受験勉強頑張ってた頃を思うと

いまだに反応してしまうわけであります

 

こんなタイトルの小説あったら

読んじゃいますよね。

読んでくださいね。

 

テッド・チャンさん

著者の方

数学とか物理とかの概念を

物語に組み込んだり、

一般の人の感覚に落とし込んだりするのが

すっごく上手で、

今回も数学者の苦悩と

パートナーに対する思いを

見事にリンクさせております。

 

数学っぽい話であろうとも

あくまで小説。

 

切ない気分になるお話でした。

 

 

理系学生の立場で読むと

自然科学と数学の理論の違いも

感じるところがありました

 

理論の積み重ねの学問

ってよく言いますよね。数学。

だから根本が間違ってたら

総崩れになっちゃうわけなんです

 

この物語は

そんなお話。

数学が根本で間違っていると

証明してしまった数学者と、

その旦那さんのお話。

 

 

生物やってると数学みたいな

ガッツリ理論の基盤がある学問が

ちょっとかっこいいなー

って思ったりします

 

いや、控えめに言い過ぎました

あくまで私個人の意見ですが

超憧れております

 

自分なりに数学勉強しちゃったりして。

 

 

とにかくこの話では

自分が常識として信じ込んでいるもの

それが全て間違っていたとわかった時

人は何を思うのか

 

とんでもない喪失感ですよね

物語の終盤で、

それが宗教やパートナーへの想いと

リンクすることで、

数学者の感覚がわからなかった人も

共感できるようになると思います

 

 

今日は数学の本読みながら帰ろ

 

みなさんご機嫌よう、

私は帰りまーす

お米食べてね!