病棟の責任者から電話がありました | アルコール依存症のなれのはて

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アルコール依存症で何年もまったく交流のなかった独身、一人暮らしの 弟が脳出血で倒れ、高次脳機能障害を発症しました。

・最近の弟は、処方されている向精神薬の影響で足がふらつくことが多い。

・車椅子は利用しておらず、自力でトイレなどに行くので、転んで頭をぶつける可能性が大きい。

・とても危険なので、できればヘッドギアを購入したい。

・市販のものでは弟の頭にあわないので、オーダーメイドしなければならない。

・金額は大体2万円くらいである。

 

とのことでした。

もちろん構わないと答えました。

弟の頭はとても大きいので、弟の頭に合わせてオーダーメイドするしかないというのも仕方がないことです。

 

弟からの最後の電話は10日ほど前で、幻聴もなく会話が成立したのは、向精神薬が効き始めていたのだと理解できました。

そしてこれからは弟から電話がかかってくることはもうあまりないのではないかと、弟の様子を尋ねた私に責任者が「最近は静かに過ごしていらっしゃいます。」と答えたことから感じました。

 

その10日ほど前の電話で弟が希望していたiPodとタブレットのことを聞いてみたら、責任者は事情を把握しておらず「今担当者に確認してみます。」と言ったので、わざわざ聞かなくてもいいと断りました。

もしまだiPodが弟の元になくてそれが不自由なら、また電話がかかってくるだろうと考えたからです。

弟から電話がないのは、預けてある荷物からiPodを出して既に使っているか、iPodがなくても気にならなくなったかでしょう。

 

「弟のことは全て病院にお任せしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

と言って電話を切りました。

 

 

 

 

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