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ゴッサムシティでは、バットマン(クリスチャン・ベイル )とゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)が
手を組み、日々の犯罪に立ち向かっていた。
だが、白塗りの顔に裂けた口の“ジョーカー”(ヒース・レジャー)と名乗る正体不明の男が
闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。
そんな中、新しく赴任した地方検事のハービー・デント(アーロン・エッカート)は正義感に燃え、
バットマンとも協力して犯罪の一掃を強力に進めていく。
それでも凶行の手を緩めず街を混乱に陥れるジョーカーは、いよいよバットマンたちを窮地に追い込むための
謀略を開始するのだった。

スタッフ
監督:クリストファー・ノーラン
製作:チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
キャラクター創造:ボブ・ケイン
原案:クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
脚本:ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード、ハンス・ジマー

キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン:クリスチャン・ベイル
アルフレッド:マイケル・ケイン
ジョーカー:ヒース・レジャー
ゴードン警部補:ゲイリー・オールドマン
ハービー・デント検事/トゥーフェイス:アーロン・エッカート
レイチェル・ドーズ:マギー・ギレンホール
ルーシャス・フォックス:モーガン・フリーマン
マローニ:エリック・ロバーツ
ゴッサム市長:ネスター・カーボネル
ラミレス:モニーク・カーネン
ワーツ:ロン・ディーン
スケアクロウ:キリアン・マーフィ
ラウ:チン・ハン

「こんな写真ばっかりでイヤー!」と思われたかしら・・・(^^;

でも私にとってこの映画は、やっぱり”ジョーカー”ヒースなんだよね。
もちろん他キャストの演技もすばらしいし、作品自体、2時間半もの長さを感じさせないほど
見どころ満載で、今年公開の映画の中ではNO.1じゃないかと思えるぐらいなんだけど
どうしても、やっぱり、ヒースなんだよ・・・。

今回ラッキーにもジャパンプレミアに連れて行ってもらえて
監督やキャストの挨拶を聞くことができたんだけど、どうしてこの場に
ヒースがいないんだろうって、そればっかり考えてた。
本当にいなくなっちゃったんだなあって実感した。

それから映画を観て、ますます彼がもういないことが悔やまれた。
私はジャック・ニコルソンが演じた”ジョーカー”を知らないけど
もう”ジョーカー”はヒースしかいないなって思った。それぐらい適役。

楽しんで演じてるんだなあっていうところがすごくいいの。
役になりきっているというよりは、すごく自然な感じがするんだよね。
身も心も”ジョーカー”になってるんだなあって思った。
私が”ジョーカー”になりたいぐらい(笑)

とはいえ実際に”ジョーカー”が存在していたら、ホントに迷惑(^^;
銀行強盗や殺人、カーチェイスに銃撃戦や爆弾などはもちろんだけど
本当に怖いのは人間の1番弱いところのすぐ近くに立ち、心の闇の深淵に
引き込もうとするところ。

そんな闇の怪物が”ジョーカー”
滑稽な姿だからこそ、よけいに恐ろしい。

この映画でその1番の犠牲になったのが、ハービー・デント。
のちに”トゥーフェイス”と呼ばれ、彼もまた闇の怪物と化してしまう。
何もかも見越して行動する”ジョーカー”に、”バットマン”がどう立ち向かって行くのか
それが見せ場になるのかなと思ったら、威力を発揮したのは意外や・・・

この先はネタバレなので自粛(^^;

でもホントすごいよ、この映画。
”バットマン”の映画にしては、その存在がやや希薄かなと思うけど
ラストシーンはかなり鳥肌ものだったし。
プレミアと合わせて2回劇場で観たけど、もっと観ておけばよかったなあ。

下は不幸なハービー・デント氏。
アーロン・エッカートは最近コミカルな役が多かったけど
本当はこういう役のほうが似合うんじゃないかなあと
「サスペクト・ゼロ」なんかも観て思う。

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