昨年の暮れ近くに妻の寝るベッドに腰かけて
「おかあさん、どうや?元気か?」
「うん、元気や・・・」
「そうか、良かったぁ・・・・」
ポツンと
「あのね、おとうさん」
「うん、どうした?」
「おとうさん、ウツって辛いんやぞ、じっとしてたら死にたくなるんや・・・」
双極性障害という病気は躁と鬱がやってくる。
ここ数年はそんな症状は無いと思う。
でもポツンと言ったその言葉が気に掛かって余計一人で長い時間おいておけない。
あの自分の貯金を下ろしタクシーに乗って加賀に住む妹のところへ・・・・
2.3日したら帰ってくるだろうと脳天気に思っていたけれど帰って来ない。
義妹のところへ電話したらお金を呉れて次の日に帰って行ったとか・・・・
捜索願を出そうと迷っていたとき
彼女は転々と近所のビジネスホテルを泊まりあるき疲れて帰ってきた。
バック゛を投げ出し、椅子を持って欄間に紐を通して・・・・
私が家に居て良かった・・・・そして、入院・・・・
何か思うことがあって、寂しさと自分の気持ち、精神がごちゃごちゃに混じりあって
自分ではどうにもならなかったのかと思う。
でも病棟は何時も鍵がかかり、そんな病院だからいろんな患者が入っている。
そんな経験を何度もしているから家に居たら何時も話しかける。
彼女は もともとは何も余計なことは考えず、明日のことも考えない性格
だから性格は明るい方 はじめ人見知りはするけれどすぐに友達になれる。
そんな妻だけど体力の衰えに少しずつ口数も減って
せめて傍に居る私が馬鹿になって何でも話しかけてあげないと・・・・・