私、172センチ、77キロ
妻おまけして150センチ35キロ
それが今は背丈も縮んで140センチ体重も30キロくらい。
この状態で背中、腰が曲がって多分120センチくらいになってしまっている。
春先迄は何とか掴まってでも立ち上がることは出来たしゆっくりだけど
掴み立ち歩きも出来た。
食卓までも阿とか歩くことも出来た。
今は立ち上がることも出来ないくらいだから勿論歩けない。
食事の用意も洗濯や掃除も充分ではないけれど私がすれば良いだけの話である。
ベッドに座る妻の横に並ぶ。
妻の掌を握り指を撫でる。痩せて腕には血管が浮き出て、指も細くて鶏の手羽みたい、
これでは何も掴みきれる筈もないなぁと思う。
今は私がまだ何とか頑張れる。
仮にこれが逆だったら・・・・妻は私の起き上がりや立ち上がりの手伝いも
出来ないだろうし
だいたいが車の運転も出来ない。
そんな事を何時も妻の傍に座ると思ってしまう。
逆にならないで良かった・・・・・云い方悪いけれど。。。云ってみれば妻で良かった・・・・
入院のたびに体力も筋力も衰え、ついでに思考能力も低下していく。
以前の朝、新聞を広げてが眼鏡をかけて確認するのはその日の日付。
テレビも見ないから聞くのはFMだけ。
たまにはベッドから庭先を眺め「可愛い花が咲いてるね・・・・」
でもそれでいいじゃない。妻にとっては話す相手が居るだけで幸せ。
誰もかまってくれないよりは話しかけても返事が来るだけ幸せなのかもしれない。
そう、一つ屋根の下で話しかける人が居るだけで幸せ。
人の気配がするだけで幸せなのかもしれない。
だからやっぱり妻の傍に居てやりたいと思う。