能登へ行って
次の日は子供の頃過ごした借家界隈を散策した二人で思い出探し。
末子では女の子だからいろんな意味では大事にされてきたと
思っていたけれど、随分と妹なりに不満はあったみたい。
「私も高校に入ったら兄ちゃん達みたいに革靴買って貰えるかと
思っていたらズックで三年間過ごしてしまった」
「おまえ、学校へはどうして通ってた?」
「うん、あそこを通ってこの坂道抜けて歩いて通ってた」
やがて40分は歩いて通学していたのかもしれない。
もちろんバスの運行が無ければ仕方ないんだけどね。
「おまえの高校でやっぱりフォークダンスとかあった?」
「うん、あったよ。あれね、同学年とかで好きな子とか
憧れている先輩とかいて、もう数人とか思っていたら
ダンスが終わったりして残念やったわ」
そうか、妹もそれなりに青春していたんだなとか
初めて聞く話が変に新鮮(笑)
「ツネちゃん、私ねお父ちゃんもお母ちゃんも寝て
隣の部屋でテレビを見ていたら、バアチャンの貯金箱があってね、
音のしないように座布団敷いて、
投げ入れ口に紙を差し込んで盗ったことあるよ」
公務員の狭い官舎。その中にドラ息子が三人もいたら
そんなに子供に自由はさせることは出来ない。
やがて兄は東京へ弟は大阪へ。
地元の大学へ通う私と4歳違う妹。
家に居る妹は何時もお小遣い不足だったかも
高校生時代も含めて同級生の妹には興味はあっても
自分の妹の記憶は一つもない・・・・一緒にいたのかどうか・・・・
「おまえ、家でご飯一緒に食べていたっけ?」
けれど暫らくの間にいろんな話がてきて、妹の隠された秘密も知って(笑)
こんな時でもないと夫婦であっても出てこない話があることが不思議。