娘の結婚式って妙に寂しいものです。

手は繋がないけれど、呼べばすぐ傍に居たものが

もう、まったく他所の人のものになり

父親なんて頭の片隅も無いはず・・・

 

 

けれどホテルなんかの結婚式は全てレールの上を走って、

最後近くにお『涙頂戴』の花嫁からの手紙を読んで・・・・

いろんな方の結婚式に参加させていただいたけれど

 

真っ青な空の下、朱塗りの神殿の前で

露天の挙式なんて初めてだからそれだけで

感激して憎い花婿のことなんて忘れていました。

 

自分たちで式場から全てを選んで、

親の援助なしで式を挙げた娘たちはそれなりに立派かと思います。

 

そういえば上の娘の時の結納が終わっての宴会の席で

婿さんの母親に挨拶に行って

 

「本日は結構な品々を届けて頂いてありがとうございました。

嫁入りに何を持たせるか迷います^^」

 

「そしたら旦那さん、お家を一軒持ってきて貰おうかしら・・・・」

 

周囲にお互いの親戚が居たから言えなかったけれど、

親同士だけだったら・・・『卓袱台がえし・・・・』

私達が大事に育てた娘を連れて行く訳で

無理に貰ってもらう訳でもないのに

まして、結納なんて初めての親同士、親戚同士の顔合わせです。

 

「あんたの顔色すっと変わったね」

妻からも周囲からも言われたけれど・・・

 

家は持たせなかったけれど

トラック二台の荷物と自動車一台持って行きました。

 

上の娘は親がかり、下の娘は頼ることせずに嫁に行きました。

 

何れにしても末永く幸せに過ごしてさえくれれば・・・・