病室を覗くと先日までベッドに寝てばかりいたけれど

ここ数日はチョコンと腰かけている。

一日に一度しか顔出し出来ないけれど大分、体調は良いと思う。

だから少しは嬉しく、時々は悲しくなる。

 

ベッドに腰掛けて爪を切っていて

笑顔を見せるけれど時々ちぐはぐ・・・・

体調は良くなっても脳は劣化しつつあるのだろう。

 

 

一昨日、娘を誘って病室を覗いた。

入院して一か月以上経つのに一度も覗いてもいない娘。

一、二度リハビリで病室は出ただろうけれど殆ど独りで過ごし

私の行くのを待っている妻も娘も手持無沙汰、

陰気な病室より部屋を出て病棟の中のレストランでケーキを食べてきた。

 

入院してサラダも肉も食べていないはず・・・・

娘の皿のサラダとステーキを細かく切って食べる妻、

やっぱりなあと思う。

 

入院していて好きな物を食べれるはずも無く仕方ないのかも・・・・

「美味しいねぇ・・・・」

こんな時、要介護3の母の手を引いてショッピングモールの食堂で

母と二人で外食したことを思い出す。

あの時も笑いながら母は「美味しいねぇ・・・・」そう云っていた。

 

今日、病室で「おとうさん、退院したらすき焼きしようね」

「おでん食べたいねぇ」

話題は食べ物のことが殆ど・・・・^^

 

そして、歯を磨きポータブルトイレを終わらせて、

 

「おかあさん、帰るね」

「もう帰るん?」

「うん、明日また来るから・・・バイバイ。。。。。」

後は夕食を待ち、ナースとわずかの会話があるだけ・・・・

 

少しずつ元気が戻ったけれど

やっぱり入院って病人も家で待つ人間も寂しいものである。