母の介護と妻の介護とは違う

 

こんな歳になって変だとは思うけれど

母への気持ちは甘えたいという気持ちもまだまだあったし

子供の時から一緒に生活したのは僅か23年余り。

高校を出るまでの18年間は叱られ怒られ、親父からは叩かれ、

いっそ全く別の世界に入ろうかと思っていた時もあるし、

それが大学入学と同時に何も言わなくなって

朝帰りであろうと本当に何も言わなくなった親たち。

 

そして80歳を過ぎた母との間にあったのは老い先短い自分の母親との思いで作りであって

思い出を作るのだから怒ったりする必要もなく

ただ傍にいて時々は笑い

時々は泣いたり

そして甘えてみたり・・・・

 

何か遊びながら一緒にいたような気がする。

 

 

妻との生活の方がずっと長いけれどいまだに甘えたいという気持ちはない。

妻には優しくできてもやはり時々は腹が立つ。

単に通り過ぎの女性でなくて、ただひたすら過去に好きで

その時は親よりも大事にしたいという気持ちがあったという思いだけ。

 

だから夫婦間のことで相談があったとき

『昔、一生懸命好きだったという思いは大事にしなさい』と必ず云う。

何年間も同じ屋根の下で生活したら

『ああでなかった、こんな筈ではなかった』と云う思いは

旦那だけでなく、奥方も持つはずですよね。

 

どんなに腹が立っても妻とは別れようなんて思ったことは無い。

昨日のように私の心の中で台風みたいに荒れ狂う妻がいたら

その時はすっとその場から逃げるだけ

そして大きく深呼吸。。。。。

 

そしたら嫌なこともみんな忘れてしまって

昔みたいに手を振りながら走って来た若いころの妻が傍にいます。

 

今は精神疾患であり、認知症も出ているけれどあの頃は光り輝いていたのだから。。。。。