肌寒さを感じる季節

ちょっと貧弱なコスモスの花が揺れている母の家の庭先。

少し草をむしってため息をつく母親。
いや、ため息でなくて大きな深呼吸かもしれない。

店屋物の熱い『うどん』を二人で食べて

頼りなげなコスモスを又見て。。。。。

画面は見ないけれどテレビが勝手に大きな声で喋っている。


「tsuneちゃん、秋やねえ・・・」

「早いなぁ・・・ばあちゃん、寒くなったから風邪だけ引かんようにせんなんぞ。。」

「分っとる、そんなこと心配してくれるのはお前だやねぇ。。。。。

「お前、ちょっと財布見せてみぃ」

「何も大した金額入っとらんて」

「おかあちゃんに小遣いくれなんて云ってないし。。。。」
財布の中には一万数千円・・・・

「なんや、お前これだけしか持っとらんの?○美ちゃん、
持たせてくれんの?お前も商売やっててこれくらいしか持っとらんと恥かくやろ」

「いいや、別に。。。。」

「これだけ入れとくし。。。。」

自分の財布から一万円札を数枚私の財布へ。。。。

「ばあちゃん、そんなことしたら駄目。。。。。」
昨日、母に言われて銀行から出してきた母親の財布の中身
あんなにつましい生活の中から自分たちを切り詰めて
息子たちを大学へ通わせた親。そんな心は今も変わってないかも

そんな昔を思うと今はとんでもない大雑把。

「ばあちゃん、要らんぞ」

「おかあちゃんのお金が無くなったらお前が小遣いくれたら良いから。。。。」

分ったような分らないようなことを聞きながら
「分ったばあちゃん、一万円だけ貰っておく」
ちょっと腑に落ちないような、不思議な顔して。。。。

けれどねぇ
今晩にでも明日にでも
「お金ないし出してきて。。。。」
なんて云われたら余計辛いし。。。。
それに八十も半端を過ぎた母親から小遣い貰うなんて
金額の大小あってもどこかの首相みたい。。。。


母親と縁側で飲む熱いお茶は日によって喉甘みがあったり。。。。渋かったり。。。。。

今日のお茶は熱くてちょっとほろ苦かった。。。。。な