穏やかな日曜日。
 
気温は二十度を超えて四月末の暖かさとか。。。。
 
旅行の最中の二ヶ日間をショートスティにお願いして、
二日間をヘルパーさんにお任せして、
帰った日に母の家に寄ったら
 
「長いこと、お前の顔を見なかったから死んだのかと思っていた・・・」
なんて泣かれたけれど
今日は母の誕生日。
 
 
ゆっくりと母親と過ごしてみた。
 
和菓子を買って、クリスマスローズの鉢を抱えて。。。。
 
「ばあちゃん、今日は何の日か知ってる?」
 
「そんなことよりお前が死んでたら
お母ちゃん、どうすればいいかとそればっかり考えていた。。。。。」
 
「他の兄弟いるから大丈夫だよ。。。」
 
「あの子ら嫌や、お前がいればそれだけでいい。。。。」
 
何とも気の重い話。
『けれど親より先には逝けないよな』
 
「そんなことより、ばあちゃん外は暖かいし
、儂、一軒だけ仕事で回るけれど一緒に海でも見てくるか?」
 
「うん、行く。。。」
慌てて、用意する母。
浜辺の風は分からないからカーディガンは一枚持っていかなくては。。。。
 
母の生まれ育ったのは海辺の漁師町。
港を歩くと魚の匂いがして、
防波堤から海を覗くと小さな魚が泳いでいる町。
 
今はそんな遠出はできないけれど、
市内の港へ寄って砂浜を少し歩いてみて・・・・
片手だけはしっかりと私の腕に捕まって
 
「ばあちゃん、まだ大丈夫やなぁ」
「沢山あるけんよ。。。。」
「儂、付いてるからいいよ・・・」
 
「お前とこんな所歩くの久しぶりやなねぇ、お母ちゃん嬉しいよ」
 
「ばあちゃん、わしの顔ばかり見てると転ぶぞ^^」
「ばあちゃん、彼岸に早いけれど親父のお墓参りもしてくるか」
 
そんな海辺から山の墓地公園へ回って、
市内を見下ろせる喫茶店。
 
「ばあちゃん、彼処に新幹線通るの見えるよ」
 
母も私もそして外もぼんやりと春霞みたい^^
 
せめてこんな日の半日でも母親とゆっくり過ごせることを幸せに思わないと。
先日、母親に寂しい思いをさせたからバカ息子のできることはこんなこと。
 
明日がどうか、明後日がどうか。。。。
全て分からないしそんな心配していては何もできない。
 
「tsuneちゃん、明日また来てね。。。。」
 
そんな言葉を聞きながら母の家を出る。
母のそばで過ごし、妻のそばにいると
何時の間にか気持ちがすっかり長くなって。。。。
 
こんな性格ではなかったはずなのに。。。。時々はそう思う。