母の家では元気な声で
「ばあちゃん、おはよう。。。来たぞう。。。」
「あら、来てくれたの?今電話しようかと思っていた。。。。」
「ね、ここにこんなこと書いあるよ。。。」
何のことは無い、母が郵便物の隙間やらチラシ広告の裏に
ミミズの這ったような文字で
『長兄には女がいて、私の年金を持って行っている』
『長兄が嫁に言われて私の金のネックレスを持っていった』
『銀行へ行って年金を盗られないようにハンコを変えてこよう。。。』
「ね、見て・・・誰がこんなこと書いていったのかねぇ」
「さぁ、誰かなぁ。。。わからんなぁ^^」
「こんなこと書いていくのは長兄のことをよく知っている人間だよ」
「そうかなぁ。。。。」
立ち上がって急須のお茶っ葉を取り替えて
「ばあちゃん、お茶でも飲もうか^^」
立ち上がった時ナイロン袋にそんなメモ書きやら広告の紙をねじ込んで。。。。
「ばあちゃん、いい天気やなぁ。。。。。」
母は熱いお茶を飲みながらじっと私の顔を眺めている。。。
「tsuneちゃん、何かあったの。。。。顔がおかしいよ。。。。」
「ばあちゃんの子供やもん、可笑しい顔しとって当たり前や。。。」。。。。
「なにかあったの?」
「何もないよ。。。」
やっぱり母親、自分の息子の顔の表情はよくわかるみたい
「ばあちゃん、看護婦だけあって人の顔見たら何でもわかるんやね」
「当たり前や、、、お前の病気が心配で。。。」
「大丈夫や、ちゃんと養生してるし。。。」
「おしっこ何回出る・・・?」
「七、八回くらいやし、普通やろ」
「おまえがに何かあったらどうしようと何時も思ってるのに。。。」
もう涙目、
すっかり涙もろくなっている母。
そして残ったお茶を飲み干して
「ばあちゃん、仕事やし帰る。。。」
「心配事あったらちゃんと言ってね。。。T子ちゃんは元気なのやろ。。。。」
「うん、元気や、何時も叱られてばっかり・・・・(笑)」嘘ばっかり(;´Д`)
「元気なら良いんやけど。。。。」
「そしたら、ばあちゃん行くぞ。。。」
「また、後で寄ってね。。。」
いつもと同じ顔しているつもりだけど母親の視線って怖い、
顔の動き、表情の変化を見ている。。。
何時ものように何時もの会話して、
わずかの時間が流れ
車に乗るとき
『あれっ、今日は泊まっていって。。』なんて言わなかったぞ。。。。。
そして帰り道電話が鳴って
「tsuneちゃん、寂しいから一寸来て。。。。」
『やっぱり何時もと同じやん。。。。』
ばあちゃん、風邪もひかずによく頑張っている^^