過日と云うより昨年の年の暮れ
年賀状を書いていて
「あれ、弱ったな・・『ひとみ』の漢字が分からん、どうやったかな(^^ゞ」
隣の部屋のベッドから妻
「目の横に『童、わらべ』と云う字や・・・」
「そうやったな、ありがとうな」
『嫁さん、知らんようでも良く知ってる・・・』
そんなことにつまらぬ感心をしたものでした。
そして今朝、食卓に妻からのメッセージ
『おとうさん、物ムロの花なくなったし買ってくる・・・』
『物ムロ・・・?なんだ、これ・・?』
考えても分かりません。
妻は何時も縦書き・・・・ム・ロ・・・・?ひょっとして・・・で妻に確認
「おかあさん、物ムロってなんや・・・・」
「・・・・」
「意味、分からん・・・・」
「ぶつだんやがいね・・・」
「あっ、ムロでなくて、台か・・・・」
「おかあさん、仏壇やったら字が全然違うぞ」
「意味、分かったら良いがいね・・・」
でもなぁ『ム』『ロ』が離れて『台』なら分かるけれど
『ぶつ』でも『ほとけ』さんと『もの』では全く違うわな。
まして、仏壇に居るのは妻の父と母。
私からすれば義父と義母。
彼女は花の係り、私はお勤めの係り。
博学か薄学か分からぬ妻殿。
明日の晩からしっかりと『物ムロ』ならぬ『仏壇』を守っていますよ。
今日、何時もの精神科の診察で妻の最近の様子を話しして
少し薬の調合を変えて貰いました。
「先生、寝てばかりやったら頭の中も退化してしまうでしょ」
「そうですね」
以前の病院の主治医と違って今の診療所の医師は
私同伴の診察を要求します。
そう、これが精神科の医師であり、
医師の目の届かぬ家庭内での妻の状態を話しして
医師と患者と家族の看護があるようです。
そして、妻は今日は明日からの入院の為に
カレンダーも押しピンも用意しました。
お花も取り換えたのだから
しっかりと『物ムロ』ならぬ『仏壇』を守っていますよ。