もうとっくに妻は寝ている。
一体一日のうち何時間起きているのだろうと思う日もある。
 
多分薬のせい・・・・
 
何度も書いているけれど
今妻が飲んでいる薬には
普通の人だったら三日間ぶっ通しで寝るような睡眠剤も入っている。
 
だからどうなんだ・・・病気のせいじゃないか・・・とは思う。
 
 
今日、帰ったのは七時、
妻はどうしているのだろとは思いながらの帰宅。
 
「只今ぁ、おかあさん、腹減ったやろう・・・」
 
ベッドの中から・・・「お腹減ったァ・・・」
 
「一寸待って、ご飯の用意すぐするから・・・」
 
「おかあさん、ご飯の用意出来たぞー」
 
ママゴトみたいな夕食。
そして最近いつの間にか夕食の用意も後始末も私になっている。
 
特別の会話もなく、
先に食事を終えて茶の間でタバコを吸っている間に妻も食べ終わったよう・・・
 
「おかあさん、そうしておいて直ぐ片付けるから・・・」
 
「いいよ、私するから・・・・」
 
「そうなら朝ごはんの用意だけしとくか」
 
二人で台所でものの五分。
 
薬を飲んで
「お休み・・・・」
 
なんだかなぁ・・・
躁の時は喧しいしイライラするけれど
欝か薬のせいか分からない今は幾分寂しい・・・・・
 
この先どうなるのか分からない。
こんな病気に妻がなってからもう十年以上
そんなに時間経つているのに未だに手探り状態が続く。
 
先のことは誰にも分からない。
患者である妻も 亭主である私も、
そして医者も薬を処方して・・・様子を見て・・・・
 
 
だけど病院を変わって医者も変わって、
 
今は妻はそんな医者を信じている。
 
布団の中で殆どを過ごすけれど
 
それでも時々は正月の段取りを考えて
たまに行く銭湯への車の中、外食へ行く車の中
そんな時には幾分喋り、幾分笑うか
 
それが救いか・・・・
 
いつの日か少しはやる気が出てくるように・・・
それでも気持ちが出過ぎ無いように・・・
 
ほんとに精神を病むと分からない・・・・