夜、友人N君の処へ妻の作った「肉じゃが」を届けに行ってきました。
友人N君、以前書いたかもしれません。
中学校では一級、先輩。
高校では同級生、大学では三級下の後輩君。
確かに真面目で器用で、センスもあるとは思うのですが・・・
生活に真剣さが少し足りないのかもしれません。
高校を出てフラフラと、大学を出て又フラフラと・・
東京へ出て又フラフラと・・・
これで杖を持ったら・・ボウフラかも・・(笑)
此方へ帰って、デザイン事務所を開いて。。。。
そんな彼が所帯を持ったのが三十も半ば過ぎでした。
嫁さんは親から貰った家を持っていました。
相手は昔の私を何処かで知っているようでした。
そして暫くの御無沙汰・・・・
何年か前に突然電話が入りました。
「何処かに二間程の安いアパート無いかなぁ~」
「おまえ、まさか嫁さんに家を追い出されたのと違うか」
「えっ、分かるか、詳しい話はこの次に・・・」
何とか知り合いに頼んで易い二間のアパートを見つけて、
引越しの日、訪ねてみました。
男ですから所帯道具も何も無い・・・・
彼がやっていたデザイン事務所も暇になって、
収入も少なくなって・・・絵を描いてばかり居たら
「私はデザイナーのNと結婚したのであって
絵描きのNと結婚したのでない。
稼ぎの無いあんたは私の家から出ていって・・・・・」
建て直した家にも自分の部屋はなく、パイプベッドで縁側の隅っこ。
そんな生活が半年も続いたようでした。
悪い時は重なる様で
嫁さんと別れて保健も解約して嫁さんに渡してきたのに癌の告知、
後五年との告知もされたようでした。
定職もなく、収入殆どない彼は
偶に『吉○家』の牛丼を食べて、スタミナを摂っているんだとか・・・・
時々は妻の作ったオカズを届けたりしていたけれど
そんな話をしていたら
妻は今日、肉じゃがを届けて来てあげて・・・彼は炬燵に潜り込んでいました。
男も夢だけでは生活は出来ません。
勿論センスと感性だけでもは生活できません。
手術後後五年と云われたけれどもう七年も過ぎました。
周辺にも癌の手術をした人、治療中の人間も増えました。
分からぬ病気も増え、不本意な生活を送らざるを得ない人も多くなってきました。
牛丼を食べて、スタミナをつけるのも良いけれど
仕事は開拓しないと増えません。
何時か何時かと思っている間に年齢は増えるだけで待っていて呉れません。