午前中、
妻と顔を合わせると
「おとうさん、今日、サウナ行かん?」
「今か?」
「夜や・・・」
「分かった、それなら行って来るか!」
「うん」
そんな会話をしての昼、
「おかあさん、後で案山子、見に行かんか?」
「案山子か、何処や?」
「湯涌の方」
「行っても良いけど・・・・」
話は決まったけれど妻は準備に時間が掛かって・・・・
バッグに何やら入れたり出したり・・・一時間余り
昔のように「遅いぞ」とか「時間が掛かり過ぎる・・・」
そんな言葉は今は言えません。
心の中だけはイライラしてきますが
思えば気も長くなり、耐えることを知りました。
先日、
新聞に郊外『湯涌温泉』に行く街道筋に案山子を何体か立てて居る様なことが載っていました。
二年ほど前に新聞にこそ載りませんでしたが結構評判の案山子が立っていて
そんな案山子のポーズや物語風に並んでいるのを想像して
期待して行ったのだけど・・・・・
以前の案山子
案山子と云うよりお人形です

案山子と云うより・・・・今年のはか細い立ちん棒・・・・
立っていたのは何とも云えない表情とポーズも動きもぎこちない案山子。
妻曰く
「車から出てみる気もせんねぇ」
「こんな案山子だったら田圃の案山子の方が格好良いんでない?」
妻の云うように期待も何も外れての帰宅途中
「おとうさん、久し振りに○ちゃんの処、行ってみん?」
「そうやなぁ、久し振りに顔見て来るか」
その○ちゃん、
妻が若い頃クラブに勤めていた時に
あれやこれやと面倒を見てくれた女性ですが
七年ほど前に、
筋ジスを患ってそんな身体で『カラオケ喫茶』をしています。
そんなカラオケ喫茶で、昔話をしたりあれやこれやと話も盛り上がって・・・・・
あの頃は私もお店のママや彼女らに
「tsuneちゃん、tauneちゃん」と可愛がって貰って・・・
だから今でもこんなオッサンを捕まえて
「tsuneちゃん」
何か最後にはお互いの病気の話、そして労わりあい・・・・
皆な歳をとりました。
でも心は元気です、お互いの病気を心配出来るのですから・・・・・
妻の何時暴発するか分からぬ病気をハラハラしながら
薬を飲んだかどうかを横目で見て
出来るだけ穏やかな気持ちで生活出来るように
本当に会話一つにも気を使って
でも、それはそれ。
夫婦生活と年齢を重ねると労わりの気持ちが出てきます。
招待券を持って、もうパジャマなんかを着たままのサウナ。
パジャマを着てのサウナ行きなんて・・・・歳老いた証拠なのでしょうね。