床屋さんに久し振りに行って、大きな鏡の前に座ってみました。
私は顔に化粧品を塗る訳でもなく、
髪もシ短くてブラシを掛ける訳でもなく
歯ブラシを咥えて庭で磨きますし
まして女性でないですから殆ど自分の顔を鏡で見ることもありません。
そんな鏡の前で自分の顔をゆっくり眺めるのも
月に一度の床屋さんでだけ・・・
自分の顔を眺めるのも照れくさくて、恥ずかしくて
目をつむって・・・
時々薄目を開いて・・・
『最近、顔も老けて来たなぁ~・・・、
なんだ、この目の下の弛みは・・・
法令線も目立ってきたなぁ~』
自分でもガッカリします。
今更、若い娘らにもてようとか、御婦人を口説こうとか
そんな気持ちはないけれど
男も、顔姿は若い方が格好良くて好いですよね。
先日母に云われました。
「tsuneちゃん、おまえ幾つになった?顔が老けて来たねぇ」
「ばあちゃん、儂もう歳やぞ・・・
ばあちゃん、歳やけどシワあんまりないね~」
傍で聞いていたヘルパーさんが思わず吹き出してしまいました。
「そりゃ、私も女やからクリームぐらい塗っとるわいね」
とうとうヘルパーさん、声を出して笑いだしました。
そして
「tsuneさん、お母さんはお洒落なんですよ、
口紅も塗っていることもあるんです」
「やっぱり幾つになっても女なんだねぇ」とニヤリ・・・・
そんな事があっての数日後。
母に云われた通り急に老けたのかなぁ
母の真似してクリームなんかでも塗ってみようか・・・・
目の下の弛みはとれるかなぁ
法令線はどうしょうか・・・
と突然床屋のマスターが
「お顔に何か塗りますか?」
「何も要らんわ~」
やっぱり顔は他人と間違われないように
首の上に乗っていればいいのかもしれません。
男が顔のことなんか心配してどうなる・・・・なんて
でもばあちゃんも若く見えるし・・・・そのうちご夫婦ですか?
それはないとは思うけれど・・・・・