朝から暑くて
外で息をするだけでもう鼻から暑さを吸い込んで
脳も皆な小休止しているようです。
朝、バテバテの頭と体で階下へ降りると留守電がピカピカ。。。。
聞いてみると妻からの電話・・・・
「・・・・・私、ずっと病院で生活するから・・・・」
昨日病院行かなかったもんな・・・・
無茶暑い午後、
「ばあちゃん、偶にドライブしようか?」
とデートの誘いをしたみた。
ボゥーと焦点の定まらない目で見ているのは天井か、
壁に大きく貼られた私の携帯番号か・・・・
そんな母が
帽子を被って、バックを持って、自動車に乗り込む。
何処行こうかな。
トイレのこともあるし・・・川沿いを走って。。。。
山道を走って。。。
窓を開ければ熱風が吹きこむ。
ドアーを開けても足元からの熱風。
今年の暑さは異常だなぁ・・・・
「ばあちゃん、涼んでいくか」
特別買い物もないけれど近所の大型スーパーで車を停めて、
「おっ、涼しいねぇ」
「車も涼しかったやろが」
くだらないことを話しながら、
ばあちゃんのハンカチを一枚買って・・・・食堂。
美味くもないけれど珈琲なんか頼んで・・
「オマエ、こんな苦いのを良く飲むねぇ」
「ばあちゃん、儂、砂糖入れんけれど、
ばあちゃん砂糖入れんと飲めんやろ、ついでにこれも入れよう」
お冷の中の氷を入れて・・・少しは満足そうな顔をしている。
「毎日、暑いけれど体、大丈夫か?」
「オマエこそどうや?」
互いに少しづつお互いの体の心配をしながら
「出ようか」
どちらともなく口に出して。。。。。。
家では窓を殆ど開いて。。。
クーラーのスイッチも扇風機の風の向きも確認して
「ばあちゃん、又来るし・・」
「又来てね・・・・」
そして妻の病院。
分かった・・・やっぱり昨日、顔出ししなかったから今朝、
電話をしたきたんだと思う。
面会室へ行かずディコーナーで座って暫く話してみる。
「おとうさん、同じ部屋に十年も入院している人いるんよ」
そうか、そんな事を気にして電話してきたのかも・・・・
日々揺れる彼女の心。
一日顔を出さないと大きく揺れる。
顔を出さないと心に穴が開くのか
顔を見ると小言は云うけれど
やっぱり寂しさもあるのかも・・・