心はとっくに溶けかかっているのに
この暑さでは身体まで溶けてしまいそう・・・・
 
 
口で息をしたら熱風が入ってくる感じ・・・・
 
毎年暑さの応え方が厳しくなってくるみたいです。
 
 
戸を閉めてクーラーを入れるより
窓をみんな開いて
クーラーを入れて
部屋の隅で扇風機を回して
 
何処から何処まで自然に近いか分からないけれど
風が通り
外より少し気温の低い
そんな部屋に母はいます。
 
 
時々ベッドに入ったり・・・
昔からテレビを付けても殆ど診ないし・・・・
 
テーブルで何かを書いていると思ったら
又、広告の裏やら封筒に
『私の年金を兄貴が持って行った』とか
『私の年金は何処へ行ったの・・・・』
なんかと眉墨で書いたり口紅で書いていたり・・・・
 
そして突然
「tsuneちゃん、こんなこと書いてあるよ、兄貴が年金持って行っているのだねぇ」
 
何の事は無い、自分で書いたのを自分で読んて
変に考えたり・・納得したり・・・
 
でも・・・・・・怒れない。
 
 
「ばあちゃん、暑いねぇ、
儂、頭のてっぺんから暑さが来るから河童と一緒や」
 
「オマエ、自分で云うほど禿げておらんよ」
『それはね、ばあちゃん、話として云ってるのだから自身でもそんなに気にしてないよ』
 
 
 
「お父ちゃんはね、私と結婚した時から頭のてっぺん禿げてたんよ、
あの人背が高いから普通に会った時分からんかった・・・・」
 
「だろう、儂、親父の子供だから絶対髪の毛無くなるわ」
 
「毛はえ薬でも買って塗れば・・・」
 
「そんなもの要らん、全て神様の思し召し・・・」
 
自分でも何を云ってるのか、単に母と会話しているだけ。
それで良い。
 
母と話すことが出来れば母も喜ぶし、笑った顔を見ることも出来る。
 
 
 
何時の間にか買って来たアイスクリームも溶けて・・
容器の中でシャーベット状態。
 
「この方が食べやすいよね~」
 
なんて互いに負け惜しみ・・・・