ここ二日程妻の病院へは行っていない。
洗濯はしてあるけれど届けもしていない
何故?
辛いから・・・・
行くたくない・・・・
顔を見たくない・・・・
話しもしたくない・・・・
あんなことがあって、緊急入院をして・・・まだ良かった
「タワシを入院なんかさせて・・・・」
「おとうさん、スリッパ持って来て」
「そろそろあれをしまっておかないと・・・・」
「何時退院させてしれるんや・・・・」
そんな会話と電話。
支離滅裂だとは思うけれどそれはそれで良い。
こんな程度は許せる範囲。
でもここ三日ほどの電話ではそんなものではない。
「ワタシ、ずっと入院していてやるから覚悟しておけ」
「馬鹿tsune、もうオマエと喋らんさかいな・・・」
「生意気に医者に何でも云ってたな・・・・馬鹿っ」
何か余計悪くなったような気もする。
どうする、どうなるんだろう、
そんな気持ちの中、夕方病院の看護士から電話が入った。
「奥さん、今日担当医の診察の結果、近所の散歩、外出の許可が出ました」
「今月末位には退院できそうです」
「大丈夫なんですか」と思わず聞き返してしまった。
落ち着かない一人の生活より
夫婦でいた方が落ち着くのは当然だけど
今の状態で妻が帰って来たら・・・・・
今度・・・・・・爆発するのは私かもしれない。
どんな強がりを云っていても
いや、潰れるかも
そんな自分が怖いと思う・・・
昨年でも妻が精神的に落ち着いてから
三週間程の間に二度ほど試験外泊もして・・・・
その間に花火も見に行ったり・・・
墓参りに行ってみたり・・・・
夫婦の会話をしながら過ごしてみて
徐々に普通の生活に戻して来ているのに・・・・
私だけに暴れているのかもしれない・・・・多分・・・・
妻の甘えかもしれない。
分からない・・・・退院したいがためにネコを被っているのかも・・・・・
主治医の診たてがどうなのだろう・・・・
昨年は三者での話し合いが確か二度ほどあったのに今回はそれも無く・・・・
どうなっているのだろう。
主治医には一度面談して確認せねばならないけれど、
妻が何回かプッと荷物を纏めて家を出た時
この主治医に相談したら
『夫婦喧嘩のことは分かりません・・・・』
『先生、夫婦喧嘩でも何でもないんですよ。
私家にいるの嫌になったと云うんですよ・・・・』
『そうですか、あっ、もう時間になりました、何かあったら又どうぞ・・・・』
あのなぁ、風邪ひいたとか、腹が痛いとか云ってるんでは無いんだぜ
此方はな、人一人が潰れるか、どうかギリギリで相談に来ているんだ
アンタ、妻の病気十年以上診ているんだろう
妻の話しかたや表情、目の動きから精神の状態を推測することも出来ないんかい
アンタには単に患者の中の一人だろうけれど
私には一人しかいない嫁さんなんだぜ
元にしてくれとは云えないけれど
せめてそんな状態にして暫く様子を見て
医者の目から安心して生活で来るようにしてくれよ
その時、そんな事を思ったけれど
今もそれに近い事を感じてしまう。
本当に退院させるのかな
他の患者とは何とかやっているみたいだけど
家に帰ったら昼は一人なんだし・・・
怖いなぁ・・・
考えたら見捨てられたのか
主治医が百パーセント自信を持って退院させるのか分からない
考えていたら自分の心がプッ壊れてきたように思う。
力が抜けたような・・・こんな十年何をして診てきたのだろう・・・
心バラバラに砕けたような深夜です。