アザミの蕾が開花に向かう頃
紅色を含んだ紫が少しずつ顔を覗かせてきます。
庭先から鉢植えしたアザミを見ていると
その姿は子供から少女へと変わる頃
浴衣を着ての夏祭り、晴れ着を着てのお正月
母親に塗って貰った口紅が嬉しくて
大人になったような顔をして、
唇を尖がらせながら「ほら、お姉ちゃんになったよ」
そんな気持ちがあるような気がします。
今時の母親と子供だったら
もう1つ付け睫毛を付けて目元もぱっちりしてるかもしれませんが

少女の唇に差した口紅から始まったアザミの花は
やがてスポーツ少年の様な
いがぐり頭風に・・・

アザミの花は私の母が大好きな花です。
子供の頃、そんな話を聞いて、
山から採ってきても
家の花瓶ではすぐ枯れてしまいました。
♪あざみの歌
山には山の愁いあり
海には海のかなしみや・・・・
・・・・秘めたる夢をひとすじに
くれない燃ゆるその姿
あざみに深きわが想い
海には海のかなしみや・・・・
・・・・秘めたる夢をひとすじに
くれない燃ゆるその姿
あざみに深きわが想い
いとしき花よ 汝はあざみ
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの道は果てなくも
香れよ せめてわが胸に
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの道は果てなくも
香れよ せめてわが胸に
もうすぐ野山には一杯のアザミが咲きます。
それは幼女から少女へ変わり
何時の間にかスポーツ少年の頭になって
花が終わり、種ができる頃
その種は真っ白な綿毛となって空を舞います。
その綿毛は結構長く
老女の白髪のように・・・・