「ばあちゃん、おはようっ」
なんて空元気の朝の挨拶・・・・・
「うん、おはよう」
下を向いて新聞を読みながら返辞をする母。
元気があるような無いような不思議な空間。
リンゴの花咲く季節

台所に立つと調理台の上には・・・
卵が2コ転がっている。
そして、電気コンロの上には鍋に水が張って乗っている。
『お腹が減って茹で卵でも作ろう』
と思ったのだろうけれど前のガステーブルと違って
何処かをどうすれば熱源が入るのかも分からない。
彼方此方触って分からないし・・・・
諦めて・・・
そのうち忘れてしまって・・・・の母
『ごめんね』と思っても口には出せない。
「味噌汁でも飲む?」
「いいねぇ」1
一人分の味噌汁を作るより
生味噌入りのインスタント味噌汁の方がずっと美味いように思う。
母の分と、私の分
2つのお椀にお湯を入れて。。。
『さっきの卵を目玉焼きにでもしようかなぁ』
コンビニのおにぎりを解いて、
味噌汁をかき回し
「ばあちゃん、目玉焼き、卵二つだぞぅ」
「熱い味噌汁は美味しいね」
「ばあちゃん、握り飯、一つ貰うよ」
炬燵台の上での母親とのささやかな2人での朝食。
今日も一日始まるなぁと云う想いと
『もうすぐヘルパーさん来るかなぁ・・・・・』なんて思う。