話遡ります
 
 
 
朝、何時ものように朝食の用意に母の処へ・・・
勝手口から入るとすぐ台所。
 
そんな台所との戸が開いていて
母は茶の間とベッドのある縁側の敷居の上で
下着姿のままうつぶせで寝ていました。
 
                                    
 
自分の頭の一部分がビックリしてしまって・・・・
朝食の準備どころではなく、其の儘ベッドの中へ運び込んで・・・
幸いに暖房は入り放しで部屋の中は春のように暖かい。
どうすれば良いのか分からないけれど
お湯を沸かして・・・熱め白湯を母に一口・・・
 
   「あっ、tsuneちゃん、おかあちゃんは大丈夫だよ・・・・」
 
大丈夫でないんだよ、ばあちゃん。
 
おでこに手を当てて熱が出ていないかみたりしてもぐったりしている母。
   「大丈夫だよ・・・」迄は分かったけれど
後は「・・・・ムニャムニャ・・・」何も分からない。
 
さあ、どうする・・・で小一時間。
 
そんな処へヘルパーさんが来てくれた。
状況説明・・・そして診療所からの往診。
微熱がある様である。
 
 
前から風邪気味だったのか、
倒れたのか、
母が何も分からなくなってそんな処で寝たのか分からないけれど
とにかく下着姿で横になっていたのは間違いない。
 
 
幸いなことに敷居や箪笥に頭をぶつけた様子も無い。
確か能登の叔父さんは
こんな具合に倒れて打ちどころが悪くて亡くなったのだったな
と云う思いも覚めている。
 
 
私自身、横になってた母を見つけた時は暫くはパニックみたいだったけれど、
頭の何処かで遠い世界での出来事の様な気もする。
 
男って不思議だなと思う。
だからどうにもならないのかもしれない。
 
 
見廻りを増やすか、もっと早い時間から母の処へ行くのか
そんな対応しか出来ないのかと思う。
 
 
そんな事が独り暮らしでの在宅介護の難しさ、
息子の介護の頓珍漢な処があるのかも・・・・・
 
施設の入所を断って
面倒みますと云った自信が揺らいでいる。
 
 
ばあちゃん、ゴメンね。