それにしても
母は何故、こんな私こんなにもになつくのだろう・・・・
他にもばあちゃんには三人の子供がいるのに・・・・・・
河原も秋色

母の云う本当に『腐れ縁』なのか。
何だかんだあっての生まれた時からの宿命なのか
いずれにしても親父亡きあと大きな縁に結ばれているのであろうか。
『 世間の人の邪魔にならぬよう隅でひっそり生きているのに・・・・ 』
最近こんな事を良く云う。
人の泣き所を知っているような表現である。
なんでそんな事を考えるの?
堂々と生きていけばいいんじゃない。
他人のお金で生活しているんじゃないのだから
誰が邪魔にするの?
ばあちゃん、
私が傍に付いている限り誰から何を云われても守ってあげるから、
心配なんかしないで威張って気儘に生きていて下さい。
霧のかかり始めた槍ヶ岳を目の前にして色んな事が頭の中を走り回る。
こんな事を考えにここへ来たのでは無い事を感じながら・・・・・
「今年の紅葉はどうでしょうか、昨年は綺麗でしたが・・・・」
と仲居さんが食事の用意を並べながら話をして呉れた。