「明日退院するから迎えに来て・・・・」
 
  「私の年金を兄が・・・・・」
 
そう云って1日に何度も電話が入る。
 
1時間に5回も6回も・・・・
事務所は云うに及ばず、
携帯にも・・・・携帯だと公衆電話からだと着信音が違う。
 
 
本当はもう出たくない。
もう・・・・・そんな電話に疲れた。
 
家では家で8時を廻る頃には又電話・・・・
疲れるなぁ・・・
病院での消灯時間の頃まで絶え間なく架かってくる電話。
 
切れたと思うと又・・・・
そんな度にドキッとしてしまう。
 
留守電をセットしても良いけれど
コールされる着信音に疲れてドキドキする自分がいる。
 
 
耐えきれずとうとう電話を元から抜いてしまった。
                                   
                                   先月まではこんな色をしていた山道も
                                   今は秋色になっているでしょうね。
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ごめんなさい、ばあちゃん。
悪いことだと、してはいけないことだと分かっています。
 
せめて家に帰った時くらい、暫くでもいいからゆっくりさせて下さい。
時には何も考えず頭の中を空っぽにさせて欲しいのです。
何にも考えないでぼ~としていたい時があるのです。
 
 
でも、ばあちゃんと妻との事は何時も考え、
心配しているから・・・・・・
疲れたからではありません。
 
昼間もあれだけ話しているのだから家では一寸だけ休ませて下さい。
仕事の事もあるし、少しだけ自由な時間を下さい。
暫くだけお願いします。
 
 
そして又睡眠薬を手にしてしまう。