能登内浦の海辺を走ると
どうしても母の故郷を思ってしまう。
そんな母の故郷から遠く離れた瀬嵐の集落。
界隈は牡蠣の産地。
牡蠣の養殖棚と陸揚げ用の桟橋が並んでいる。

そんな海岸沿いの道脇に小さな畑と云うより菜園があった。
電動三輪車に座る老人が一休み。
誰もいない浜辺の道。

そして集落。
小学校への通学路。
小さな漁港の小道は皆寂しさがある。
手前の葦の葉が邪魔だった。

防波堤にはカモメに混じって歯を磨く人。
サンダルを半分脱いで
ペットボトルにうがい用の水を入れて
その姿は我関せずと能登の人である。

あと一時間、此の侭母の故郷まで走ろうか
そんな思いもあるけれど
もうすぐ能登では秋祭りの季節。
そんな秋祭りに人込みと共に歩きたいと思う。