学生時代から知っているゼネコンさんの2代目社長。
仕事で4時間ばかり彼の車で一緒でした。
彼の学歴と人間性をもっていれば
普通だったら大手スーパーゼネコンに入ってもう役職に付いているでしょう。
早稲田の建築科から大学院を出て
親のやっている会社を継いだのですが・・・此処で人生は大きく変わりました。
今、親の残した多額な負の遺産を黙々と返済しています。
越中おわら『風の盆』の八尾町。
坂の街八尾、
井田川からの坂道
定番の石垣も先人が一つ一つ積み上げたような
そんな気もします。

これはこれとして
彼の奥方は・・・学習院大学。
アルバイト先の家庭教師派遣元で知り合ったようです。
其処までは知っていたのですが車の中で聞いた話です。
奥方は
某国の「皇太子殿」と同期生なのですとの話し、エッと驚いてしまいました。
考えれば誰かが同級生なんて当然ある話なのですが。
専攻は違うので何時も一緒と云う訳にはいきません
が結構一般教養で机を並べたみたいです。
当然、殿下ですからお付きの方は何時も一緒です。
ある日授業に遅れそうで構内を走っていて殿下を追い抜いたそうです。
お付きの方は緊張したみたいですが
殿下は少しも慌てず道を譲って「どうぞ・・・」と云われたとか。
時代が時代なら『不敬罪』なのかも・・・・・
それより素晴らしいのはその某国の皇后さまです。
最近は無いようですが地方を廻られると
学習院の同窓会が行われるようです。
会場は皇后の宿泊されているホテル。
出席者は皆な胸に『何回卒業』と名札を付けているようです。
皆が食事されやすいように
自ら始めに料理に箸を付けられ、
各テーブル全てに挨拶に廻られるみたい・・・・
そして2代目の奥方には
胸のプレートの卒業年度を見て
「浩宮が御世話になりました」と挨拶までされるようですよ。
テレビで大震災の被災地を廻られる御姿其の儘らしいです。
皇后さまはやっぱり素晴らしい方なのですね。
いいや、かの2代目社長も自宅まで売って銀行の返済までし、
何人かの社員と頑張っています。
未だ片手は残っている筈です。
ジャンボくじの一等と前後賞に当選しても未だ残る金額です。
相続放棄をすれば良かったのに・・・なんて思いますが
2代目は2代目で考えるところがあったのでしょう。
苦しい気持ちの落ち込むなかでも
奥方の実家(秋田)まで片道8時間かけて1年に2度位出向いてもいます。
先代も良く知っていますから弟みたいなものです。
今日この頃、自分のしたことでも
簡単に手を挙げてしまう時代に
親の負を目鼻が付かないまま、
血の出る程唇をかみしめて
返済しながら頑張っている彼に
何時の日か心から笑える日が来ることを祈っています。