我妻は時々名言を発します。
 
先日何かの拍子に
  『アンタとは夫婦なんやし・・・・
その時の言葉の後先も覚えてはいません。
 
自然公園に咲く『ミツバツツジ』
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妙にその 『夫婦なんやし・・・』 だけが残っています。
 
好きや嫌いやで所帯を持って○十年、
一回も私たち夫婦と云う言葉も聞いたことも有りません。
特別夫婦と云うものについて考えたことも
話合ったことも無いのに出てきた言葉なのです。
 
全く異なる場所に生まれ、異なる家庭環境に育てられ、
偶然に出逢った時から○○が始まって・・・・
やがて一つの屋根の下に住んで子供が生まれる。
ごく平凡な二人なのです
 
 
結婚式で私が良く云う言葉がそうなのです。
 『見知らぬ場所で生まれた時から赤い糸で結ばれていたお二人、
 それを引いたり解いたりしながら ようやくお互いがたどって今日の日
 を迎えることが出来ました。
 今日からは赤色が変色してもらこの細い糸を二人で紡ぎ合いながらや
 がて太いロープに替えて・・・・』
 
夫婦って何なのでしようか、未だに分かりませんが先の言葉で云えばやっと私たちも『凧糸』位になったのかもしれませんね。
 
 
その言葉を妻が発して以来私はよく、
 「おかあさん、夫婦やし○○してくれたん?!」
 「おかあさん、夫婦やし○○あげる・・・」
 「おかあさん夫婦やし○○行こう!!」
なんてからかい半分に云うのですが
妻はその度に苦笑いしながら
 「またそんな事を云う・・・」   
なんて云っています。
  
二人とも
お互い未だに夫婦と云う意味も理解できずに
一つ屋根の下で寝起きしています。
 
勿論親子ではなく、
兄弟、姉妹でもなく、友達でもなくて
昔の男と女の残骸同士。
 
時々喧嘩して、時々泣いたり泣かせたり・・・・
まだまだ空気みたいになれないけれど
えてして夫婦と云うものは
そんな分からぬまま終わってしまうのかもしれませんね。
 
               
                                tsuneの独りごとから