昨晩から
今日はお天気が荒れるから送ってあげると云うのに
それを断って、妻は早起きして病院へ出かけました。
雨降り用のカッパズボンと長靴をはいて
繁華街のバス停から多分三十分ほどは歩くのでしょう。
今は腰を曲げて歩いているから
もっとかかるかもしれません。
診察代と薬代、
そしていくばくかのお小遣いを持って
帰途に繁華街をブラツクのを楽しみなのでしょうか。
大分前、テンションの高い時の診察日でした。
晩御飯の時、
「お父さんに叱られる物を買ってきた・・」
「う、何や?」
「帰りにデパート寄ったらフェアーやってたからダイヤの指輪!!」
「ふーん」
「見せてあげようか」
「見なくていいよ」
「ホラ!!少し値切って八百万円!!」
エッ!!グラッ (◎◎; ドキッ、クラ~、バタッ、タラ~
冷汗が出かけ少し目の前が暗くなりました。
目の前にデパートの宝石箱に入って親指の爪程のものがキラキラ光っていました。
『こんなものが八百万か~』
一回買った宝石は買い取りに出しても半値だし・・・・
病院からカルテを貰って病気の事情を説明して・・・・
「何にも驚かんぜ!!」
「買ってしまったもの仕方ないだろう・・・・・」
・・・・・暫し沈黙・・・ムッ
「面白くないなぁ、なにも驚いてくれんしぃ」
「ウソや、千円で買ってきたガラスの指輪や」
「驚かんねぇ、ケースは前に指輪を買って貰った時のケースや、
分かってたんやろ・・・」
分かるはずないですよねぇ、大体が八百万円の指輪って見たこともないのだから・・・・
せいぜい見るのは 和裁に使う『指抜き』位のものですよ
今日は
デパートで私へお土産としてタバコを三つ買って来てくれましたが
睡眠不足もあったのか
雨降りで疲れたのか帰宅しても先月の診察日より御機嫌斜め、
帰ってからブツブツ独り言やら小言を云ってました。
両極性障害と云う病気はいつどうなるやら私には分かりません。
少し、調子が良いと自分で薬を飲まなかったりして
医者の云うように
自分でコントロールできる病気ではないのです。
ですから余計に話しかけ 余計に会話して、
時々年甲斐もなく甘えてみて必要があるのかもしれません。
薬を飲まないと脳が自分をコントロールできなくなるのでしょうか。
いつまで薬を飲み続けるのかも分かりません。
殆ど完治しない病気と聞いています。
気持ちが上へ行ったり下がったり・・・時々は舌がもつれかかったり・・・・
近所で咲いていた白の『辛夷』
妻の通う病院の傍にある見事な『モクレン』の花はもう散っていたようです。

でもね、他人が何と云ってもたった一人の私の妻なのです。
養父、養母への約束の通り守りきらないといけません。
そして薬のおかげか隣の部屋で小さな鼾をかいて寝ています。
ゆっくり眠って、良い夢をみて下さい。
明日も穏やかでありますように