今日は妻の誕生日。
 
上の娘が嫁ぎ、下の娘が県外へ進学で
家では二人きりの生活が始まった頃に妻は更年期を迎えました。
 
私も仕事柄家へ帰るのも遅く、
そんな寂しさからか 「うつ病」 と云う有りがたくも無い病気を頂きました。
初期段階に診療を受けた医院での
投薬の所為かは分かりませんが今度は 「両極性障害」 
昔で云うと躁鬱病と病名も変わりました。
 
ずっと家のことや子供に一生懸命だった妻も心の緊張感が切れたのでしょうか。
 
そんな病名を頂いてやがて十五年、
「うつ病」は直る、けれど「両極性障害」は殆ど不治とされています。
この 「躁の状態」 は突如としてやってきます。
担当医はあなたの妻さんは 「攻撃的躁」 だと云いますし、
「御主人良く我慢して耐えていますね。普通だったらとっくに離婚ですよ」
とも云っています。
私は
「妻にはもう帰る処が無いのですよ・・・」 と笑って 
    (顔をひきつかせながら・・・・・)     と答えています。
 
若い頃からのうっぷんが溜まり溜まって爆発するのかは分かりません。
 
そんな事で昨晩から少し・・・・と思っていたのですが
せっかくの誕生日の今朝の目覚めは凄く御機嫌が悪かったようです。
 
ベッドから出て来るなり
  「誕生日なのにおめでとうも云ってくれん・・・・」
       (今まで寝ていたのでないのかい?)
そうは思ってもこんな時は口答えすると余計興奮します。
  「誕生日おめでとう!」
  「遅い!!」
とか云いながら台所へ、そこで一二日前の些細な出来事から口激が始まりました。
 
日頃の妻からは想像もできませんが・・・・・
そんな時の私は昔のこの病の 「嫌な思い」 があって心臓はドキドキと鼓動が速くなってしまいます。
 
暫く落ち着いていてこんな病とも縁が遠くなったと喜んでいたのですが・・・・
ですから完治しない、不治の病だと云われるのでしょう。
私は九時には家を出て、事務所へ・・・
友人が偶々妻の好きな和菓子を手土産に訪ねてきたのですが
それを持って帰っても
  「要らん!!」 と暴れています。
近所で評判のケーキ屋さんで買ってきたショートケーキも
  「要らん!!」。
晩には二人で偶に行く
  「豚カツ屋さんに行くか」
  「行かん!!独りで行けば!」 と云ってました。
 
妻はそんな状態の儘薬を飲んでベッドへ入りました。
まさか妻の誕生日に私も独りで外食と云う訳にはいかないので
珈琲とショートケーキで晩食としました。
 
心配した通り、穏やかを通りこして凄い反動の有った
妻の○○回の誕生日でした。
 
口激でも昔ほどの激しさが無い分良いのかも知れず、
この程度で二、三日で収まって呉れると助かるのですが・・・・
 
難しい病が一杯あります。
 
少しは楽しみにしていた妻の誕生日の食事会も今日はお流れです。
二、三日過ぎて少しは落ち着いたら二人でささやかなパーティをしようかと思っています。
 
妻の病気が一番疲れますね。
さぁ、元気だして明日も仕事しよっと・・・